2018年3月14日 ズヴェーデン/ニューヨーク・フィルハーモニック の マーラー交響曲第5番 at サントリーホール

今日は何と言ってもマーラーを得意とする歴代指揮者が並ぶニューヨークフィル(NYP)ですね。

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ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンのマーラーは第5番(ロンドンPO)と第6番(ダラスSO)でインプレしていますが、共にLiveながら "きれいにまとめる" 印象です。NYPにはLiveならでは情熱を期待したいところです。




メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64

残念ながら印象はマイルド。vnは五嶋龍さんらしい優しい音色を奏でました。特に第一楽章展開部のカデンツァ、スロー側にアゴーギクを振っていたのでヴィルトゥオーゾ性には欠けましたが。
NYPの基本スロー、ディナーミク抑えめの流れが一番のマイルドさの要因でしょう。


マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調

全体としてはNYPのパワーサウンドが、うまいアゴーギクとディナーミクで生かされた聴き応えあるマーラー5番でした。特に素晴らしかったのが金管楽器群で、ホールに鳴り響きましたね。
第一楽章・第二楽章
ファンファーレから主部主題葬送行進曲の適度な揺らぎで"これは良いかも"って感じました。第一トリオでは切れ味良く、弦楽の第二トリオは哀愁の美しさでした。
第二楽章第一主題も歯切れ良く、弦主体の第二主題も優しさでコントラスト良かったですね。適度な揺さぶりが随所に生きていました。
第三楽章
特徴的な力強いスケルツォから切れ味のレントラーと一味違う流れで入り、第二トリオはスローに美しく。コーダは見事な管楽器群が鳴り響きました。オブリガート・ホルン、第一トランペットは素晴らしかったです。
第四楽章・第五楽章
アダージェットは速めでトロトロの甘美さを避けました。特に中間部は鋭ささえ感じさせる揺らぎが印象的でした。
最終楽章第一第二主題を抑揚付けて上げて行き、展開部と再現部の山場を大編成を生かして見事に盛り上げ、コーダからフィニッシュは重量級にまとめました。



メインディッシュでNYPが期待に応えてくれましたね。コンサートならではの興奮や情熱とまではいきませんでしたが、近年のマーラー5番では一番楽しめました。

この方向が音楽監督就任早々のズヴェーデンなのかNYPなのかはわかりません。アンコールのローエングリン第三幕前奏曲抜粋も似た流れながら揺さぶりが弱かったのをどう見るかでしょうか。

フィニッシュで大きく両手を上に開くポーズはちょっといただけませんw




テーマ : クラシック
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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。

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