FC2ブログ

ブラガ・サントス(Braga Santos) の 交響曲第3番, 第6番 を聴く


ブラガ・サントス (Joly Braga Santos, 1924/5/14 - 1988/7/18)
ポルトガルの現代音楽家サントスは、後期ロマン派から民族音楽や調性感の低い音楽に変異していますね。もちろん前衛ではありません。


Symphonies No.3 and 6
6曲の交響曲を書いていて、後期ロマン派と調性を逃れるまでの変化の2曲が楽しめますね。
演奏はアルヴァロ・カッスート(Alvaro Cassuto)指揮、ポルトガル交響楽団(Portuguese SO)です。



■ 交響曲第3番 (1949年)
第三楽章にスケルツォを配した四楽章形式です。後期ロマン派ですが、ちょっとブリテンを思わせる様な風景感のある流れで英国音楽的な臭いがしますね。絶対音楽というよりも標題音楽風です。20世紀中盤としては凡庸ですが米国あたりで受けそうな展開の明瞭さです。ラストはストラヴィンスキーのバレエ曲の大団円的w

■ 交響曲第6番 (1972年)
六楽章で最後の二つの楽章にはソプラノのアナ・エステル・ネヴェスとカルロス国立劇場合唱団が入ります。歌詞は16世紀のポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイス(Luis de Camoes)の船乗りの男と女のお話です。
気配だけは現代風ですが調性範囲で多少の不協和音でしょう。パルス的な強音や旋律・動機の不明瞭化でそれらしく聴こえます。それ以上ではない様な。合唱とソプラノのラスト二楽章は多少色合いが変化しますね。


平和でやや退屈な第三番、現代風の衣をまとった第六番、いずれも残念ながら興味の対象外ですね。
似ているのは両曲ともに楽章間の変化に乏しいことでしょう。




♬ 現代音楽CD(作曲家別)一覧


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kokoton

Author:kokoton
.
    



後期ロマン派以降、現代音楽とマーラー交響曲(#5, #6, #9)を中心に楽しんでいます。


[2017年12月9日]
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




ようこそ
カテゴリ
ありがとう