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オヌーテ・ナルブタイテ (Onute Narbutaite) の「No Yesterday, No Tomorrow」を聴く


オヌーテ・ナルブタイテ (Onutė Narbutaitė, 1956/6/12 - )
リトアニアの女性現代音楽家ナルブタイテはリトアニア国立音楽院(Lithuanian State Conservatory)で習い、また教鞭をとっています。


No Yesterday, No Tomorrow
裏ジャケットに"鉄のカーテン"云々と書いてありますが、ナルブタイテの活躍はそれ以降の方が長くなり、作風も大編成化していますね。今回もそんな作品集です。
指揮はクリストファー・リンドン=ギー(Christopher Lyndon-Gee)、リトアニア国立交響楽団(Lithuanian National Symphony Orchestra)による演奏です。



La barca (2005年)
いきなりのクラスターから緊張感のある静の流れ。管楽器によるテンションの張った静の'うねり'は不安と煌めきが同居します。楽風は調性感が強い動機の組合せで、前衛ではありませんね。印象的にはフィルム・ミュージック的な現代のクラシック系かと。

kein gestern, kein morgen (2012/2015年):世界初録音
リルケの詩を元にしたメゾソプラノとテノールの歌が入ります。詩人的な二人の愛の歌で二人の世界には「There is no yesterday, no tomorrow. (英訳)」だそうです。
楽風は似て表情変化や展開感は薄く煌めきと緊張感の静的な暗さがベースですが、調性感は薄くなります。歌い方も調性は薄く幻想的、前衛歌曲的で面白いですね。

krantas upe simfonija (2007年):世界初録音
同じ展開、共鳴する様な音色を静音で流します。そこに一曲目の様な管楽器の動機が重なりますが、調性を強く感じますね。トランス状態に成れれば面白そうですが、やっぱり何か不安要素映像のバック風…

静的で暗く管楽器の陰鬱な煌めきが延々と続く面白さがあります。ただ調性感が強く映画音楽的な印象です。
歌のあるタイトル曲は良いですね。




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・2017年12月9日
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