ミラノ・スカラ座2017/18シーズン開幕公演 ジョルダーノの歌劇『アンドレア・シェニエ』をNHKプレミアムシアターで観る

ウンベルト・ジョルダーノのオペラ『アンドレア・シェニエ』、フランス革命を基にした悲劇ですね。1896年3月の初演もミラノ・スカラ座でした。
今回は何と言ってもエイヴァゾフとネトレプコの夫妻がタイトルロールと歌姫を演じた事が話題でしたが、NHKプレミアムシアターはネトレプコ好きですねw

TeatroAllaScala-AndreaChénier-2017-2018
(画像はオフィシャルサイトより)



演出

マリオ・マルトーネはイタリアオペラ保守本流の演出でしょうか。クセはなく個性もなく…的ですが。大人数の団員を配した舞台が目を引いたくらいかもしれません。


舞台・衣装

時代背景的な衣装と舞台で、今や古臭い感じもする設定ですね。ただ暗さに照明の設定は今らしさでしょう。配置された額縁のミラーが大きくて歪みがあって特徴的でした。何かを映し出す意図なのでしょうか。


配役

見飽きた感もあるネトレプコちゃんはますます育ってご立派な体格、マッダレーナの可愛い仕草に違和感がありますw もちろん歌声は艶やか太いsop、文句無しですが。個人的にはベルシ役のストロッパのmezoの方が尖ってクールに思いました。
男性陣ではタイトルロールのエイヴァゾフが思いの外、失礼、良かったですね。朗々とした声と役作りでした。ジェラールのルカ・サルシも期待したほどではなかった感じでしたしね。


音楽

シャイーだったのでもう少しオケが前に出るかと思いましたが、控えめだった気がしますね。各幕毎のラストは押し出しが効いていましたが。


全体として地味な印象を受けました。もちろんアヴァンギャルドには無縁で、古臭さを感じてしまいました。
その中で、エイヴァゾフの良さが光ったのが楽しめましたね。映像用のカメラワークにも力を入れていた感じです。


<出 演>
・アンドレア・シェニエ:ユシフ・エイヴァゾフ (Yusif Eyvazov)
・マッダレーナ:アンナ・ネトレプコ (Anna Netrebko)
・カルロ・ジェラール:ルカ・サルシ (Luca Salsi)
 ・ベルシ:アンナリーザ・ストロッパ (Annalisa Stroppa)
 ・コワニー伯爵夫人:マリアーナ・ペンチェヴァ (Mariana Pentcheva)
 ・ルーシェ:ガブリエレ・サゴーナ (Gabriele Sagona)
 ・フーキエ・ダンヴィル:フーキエ・ダンヴィル (Gianluca Breda)
 ・マチュー:フランチェスコ・ヴェルナ (Francesco Verna)
 ・無信仰者:カルロ・ボシ (Carlo Bosi)
 ・シュミット:ロマーノ・ダル・ゾーヴォ (Romano Dal Zovo)


<合 唱> ミラノ・スカラ座合唱団
<管弦楽> ミラノ・スカラ座管弦楽団
<指 揮> リッカルド・シャイー (Riccardo Chailly)
<演 出> マリオ・マルトーネ (Mario Martone)


収録:2017年12月7日 ミラノ・スカラ座(イタリア)


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。

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