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カレヴィ・アホ (Kalevi Aho) の Concerto for soprano saxophone, Quintet for winds and piano を聴く


カレヴィ・アホ (Kalevi Aho, 1949/3/9 - )
現在のフィンランドを代表する現代音楽家ですね。毎年新譜がリリースされていますね。シベリウス音楽院で習い、北欧独特の多様性で交響曲も含めて協奏曲的に主役楽器を入れた音楽が得意ですね。もちろん前衛でもマニエリスムでもありません。


Concerto for soprano saxophone
Quintet for winds and piano
今回はソプラノサックス協奏曲と室内楽、そして少し古いヴァイオリンソロ曲になりますね。
指揮者は個人的に興味の尽きないヨン・ストルゴールズです。



Concerto for Soprano Saxophone and Chamber Orchestra (2014-15年)
 Chamber Orchestra of Lapland / Anders Paulsson (soprano sax.) / John Storgårds (cond.)
三楽章形式の協奏曲です。一楽章の長い序奏は和楽器の雅楽の様な音色で、その後不協和音と調性感のあるアホの流れになります。曲のイメージはもちろん透明で陰鬱的な荒涼感、スマートなストラヴィンスキーといった風合いです。
ソプラノサックスの音色は違和感なく、第二楽章の緩徐パートでも良い流れです。

Quintet for Oboe, Clarinet, Bassoon, Horn and Piano (2013年)
 Väinö Jalkanen (pf) / Markku Moilanen (oboe) / Pekka Niskanen (clarinet) / Antal Mojzer (bassoon) / Ilkka Puputti (horn)
四楽章形式の室内楽ですね。民族和声を感じるパートもありますが、やはりアホ独特の澄んだ荒涼感が生きた透明感の強い曲ですね。各楽器は主と従の関係が明確にあるホモフォニーで、ポリフォニックな展開は存在しません。それが安心感のある聴き心地を作っているのでしょう。最終楽章には元気がありますね。

Solo I for Violin (1975年)
 Jaakko Kuusisto (vn)
アホ本人の言う通りヴィルトゥオーゾなソロ曲です。スローで入りテンポと技巧を上げて行きます。処々でvn2挺の様にさえ感じる事がありますね。10'ほどなのでコンサート向きでもあります。

アホらしい、(文に違和感が…w)、北欧印象派とも言える様な澄んだ広がりが感じられますね。
・ホモフォニーで、主と従の関係を崩すことがない
・旋律が存在して、調性感から逸脱しない
・強音パートでの山場を作らない
馴染みの良い主題や動機がないだけでまさに今の時代のクラシック音楽です。
一時期北欧の現代音楽をよく聴いたので、アホはこれで10CD目のインプレになりますね。




♬ 北欧の現代音楽CD(作曲家)一覧


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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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