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ブルーノ・マデルナ(Bruno Maderna) と ルチアーノ・ベリオ(Luciano Berio) 『NOW, AND THEN』の構成には驚かされました

好きな現代音楽家の一人ブルーノ・マデルナ(Bruno Maderna, 1920/4/21 - 1973/11/13)のトランスクリプション(編曲)作品集が出ましたね。ジャケットにルチアーノ・ベリオ(Luciano Berio, 1925/10/24 - 2003/5/27)がクレジットされていますが*一曲のみ。ところが…

本アルバムはデニス・ラッセル・デイヴィス(Dennis Russell Davies)指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団(Orchestra della Svizzera italiana)の演奏。ベリオの曲にはギターでパブロ・マルケス(Pablo Márquez)が入ります。

NOW, AND THEN / Bruno Maderna, Luciano Berio


1-4. Tre Pezzi (1952年) / 原曲Girolamo Frescobaldi (1583-1643)
 1) Recercar super LA-FA-SOL-LA-RE, 2) Christe, 3) Kyrie, 4)Bergamasca

5. La Basadonna (1951年) / 原曲Giovanni Legrenzi (1626-1690)
スネッサンス宗教曲とバロックですねぇ、室内楽化でそのまま。

6. *Chemins V (1992年) for guitar and chamber orchestra / Luciano Berio
「Chemins (シュマン)」は、14曲からなるベリオ本人のソロ曲集「Sequenza(セクエンツァ)」各曲を管弦楽との協奏曲風にアレンジしたものです。ちなみに、この "Chemins V" の元は "Sequenza XI" ですね。
ルネッサンス/バロックが流れる中にいきなりの前衛現代音楽!! 古典的奏法のギターにトレモロ・トリルで重なる弦楽器群、静音と強音のコントラストも刺激的です。即興性を強く感じるポリフォニックな曲に仕上がっています。

実はこの曲だけ20'あります。前後のマデルナ編曲のルネッサンス/バロックは5'〜1'以下。要は個々の楽曲ではなく、全体の構成で一つです。なるほどね。

7. Canzone a tre cori (1969/1972年) / 原曲Giovanni Gabrieli (1557-1621)
8-12. Le Sinfonie (1952年) / 原曲Tommaso Lodovico da Viadana (1560-1627)
 1) La Napolitana, 2) La Venetiana, 3) La Veronese, 4) La Romana, 5) La Mantovana

13-15. "Palestrina-Konzert" (1952年) / 原曲Unico Wilhelm van Wassenaer (1692-1744) formerly attributed to Pergolesi
 1) Grave assai sostenuto, 2) Andante, 3) Vivace

ただのルネッサンス/バロックの現代楽器室内楽ですw


マデルナのトランスクリプションはルネッサンスやバロック色そのままに今の時代の楽器編成にしただけ。ところが一曲だけ入るベリオは前衛現代音楽です。
要はルネッサンス/バロックにサンドイッチされた現代音楽との対比で『NOW, AND THEN』という訳です。
せめて最後にもう一曲現代曲を入れて欲しかったw


これはECMマンフレート・アイヒャーの構成作品ですね。




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・2017年12月9日
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