2017年11月8日 ハンヌ・リントゥ/都響 の シベリウス『クレルヴォ交響曲』at 東京文化会館

曇り空の東京 上野、今日は久しぶりの東京文化会館です。フィンランド・セット&都響の今夜は楽しみでした。

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ストーリー(あらすじ)や楽章の内容はベルグルンド/ボーンマス響の"KULLERVO"でインプレ済みですので、ご覧ください。今回は結構聴き込んできました。


クレルヴォ交響曲 Op.7

劇的なクレルヴォでした。何と言っても第三楽章の声と音の厚みに圧倒されましたね。主役はフィンランド ・ポリテク男声合唱団の百人合唱の迫力で、その声量声圧に負けないハンヌ・リントゥと都響の劇的展開も素晴らしかったです。ニーナ・ケイテル(sop)とトゥオマス・プルシオ(bar)も感情溢れる独唱で応えてくれました。

【第一楽章】導入部 Johdanto (Allegro moderato)
 全体やや速めで音の厚みを感じる流れ。でも再現部後半の激しさとコーダの静けさのコントラストは弱く感じられました。
【第二楽章】クレルヴォの青春 Kullervon nuoruus (Grave)
 ともすると間延び感のあるロンド形式の緩徐楽章前半ですが厚みのある音で聴かせましたね。主部の回帰では激しさと静けさのバランスを見せました。
【第三楽章】クレルヴォとその妹 Kullervo ja hänen sisarensa (Allegro vivace)
 踊る五拍子リズムから強く入り、圧倒的な大合唱が旅するクレルヴォを歌います。山場は、身の上を歌うN.ケイテルの後半からT.プルシオ。情感強く、また激しい調子で感情を歌い上げ、まるでオペラの様でした。特にプルシオは声量も見事でしたね。
リントゥは全体パワー系とも思える強烈な劇的表現で都響を鳴らしました。
【第四楽章】戦いに向かうクレルヴォ Kullervon sotaanlähtö (Alla marcia)
 軽快さよりもパワーのスケルツォ。何と言ってもコーダからフィニッシュが雄々しく爆裂で見事でした。
【第五楽章】クレルヴォの死 Kullervon kuolema (Andante)
 森の中を歩き妹の最後の場所へたどる道を歌う合唱には悲しみがこもりました。剣に死を問い その死までは激しく、ラストの管弦楽の後での合唱は大きく死を歌い劇的な締めくくりとなりました。


フィンランディア Op.26 (予告アンコール)

 中間部のフィンランディア賛歌合唱付きは初めて聴きますが、とても合っていました。ラスト1'の主部の再現では大迫力‼︎ もちろん大喝采!!


素晴らしい演奏会でした。クレルヴォは歌詞を知って聴くと悲しみ深く感じますが、リントゥは厚め側ディナーミクを最大限生かす激情型。好みは別れるかもしれません。でも、コンサートならではの一体感ある盛り上りが感じられました。そこが一番ですね。

『フィンランディア』に喰われるかと心配もありましたが、その心配は杞憂でした。アンコールにぴったりの位置付けで楽しませてく良かったです。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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