アン・アキコ・マイヤーズ(Anne Akiko Meyers) の Fantasia を聴く

久しぶりのマイヤーズ(Anne Akiko Meyers)の新譜でラウタバーラとシマノフスキが楽しめます。もう一曲、ラベルのツィガーヌもカップリングされていますね。

注目は昨年亡くなったフィンランドの現代音楽家エイノユハニ・ラウタヴァーラ(Einojuhani Rautavaara, 1928/10/9 - 2016/7/27)の『ファンタジア』世界初録音になります。米でも学んだ現代音楽家で個人的には交響曲の素晴らしさですね。

オケはクリスチャン・ヤルヴィ指揮、フィルハーモニア管弦楽団です。

Fantasia / Anne Akiko Meyers

ラウタヴァーラ:ヴァイオリンと管弦楽のための『ファンタジア』(2015年)
亡くなる一年前の作品になりますね。後期のラウタヴァーラらしく若干の不協和音で調性の枠を広げ、北欧の空気を思わせる様な管弦楽になっています。この辺りが北欧現代音楽家の特徴ですね。マイヤーズのvnは殊更細い音色を奏でるわけではありませんが、緩やかな流れの美しさです。コンサートで聴いてみたいですね。
K.ヤルヴィ来日で採用される可能性はあるかもしれません。

シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番
vnの音色が一転して細くて切れる様なシャープさで、シマノフスキの曲にぴったりですね。幽玄さが特徴的なシマノフスキを、やや暖色系ですがオケも広がりよく鳴らしています。vnのテクニカルパートの歯切れの良さがもう少し出れば最高だったと思います。
Zehetmair, Juillet, Kulka, Oistrakh, Zimmermannの5人で聴き比べ があります

ラヴェル:ツィガーヌ
ここでは太い音色から細い音色までを使い分けて技巧を聴かせます。原曲pf相手ですからオケも控えめ、所々に現れるチャールダーシュからの変奏もテクニック重視の演奏です。マイヤーズの技巧を前面に押し出しています。

通してマイヤーズの流れの美しいvnと技巧が味わえますね。特にシマノフスキでのカミソリの様な音色は素晴らしいです。テクを聴くならラヴェルでしょう。
前衛ではありませんが幽玄優美の近現代曲と民族色強いヴァイオリン協奏曲が充分楽しめますね。



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テーマ : クラシック
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