スティーヴ・ライヒ(Steve Reich) の Six Pianos、テリー・ライリー(Terry Riley) の Keyboard Study #1 をアハトブリュッケン音楽祭メンバーで聴く

機能和声時代の曲を2CD紹介して一休みの後は、再び米現代音楽に戻りましょう。もう少しだけ米現代音楽を続けます。
独WASのニュー・レーベルFilmで米ミニマルの両巨匠のピアノ作品が発売されましたね。スティーヴ・ライヒ(Steve Reich, 1936/10/3 - )とテリー・ライリー(Terry Riley, 1935/6/24 - )については今更なので割愛です。
ライヒはこの年代の米ミニマリストとしては好きな一人です。

□ このブログのスティーヴ・ライヒの関連投記事

独レーベルから出たのには明瞭な理由がありますね。独アハトブリュッケン音楽祭(ACHT BRÜCKEN. MUSIK FÜR KÖLN, 2016年5月ケルン)でアンビエントやミニマル・テクノ、ポスト・クラシックの注目グループ&メンバーによるライヒの「Six Pianos」が好評を博した事でCD化されているそうです。
以下の注目メンバーです。

・ピアノデュオ "GrandBrothers, グランドブラザーズ"の二人、エロルとハウシュカ
・人力ミニマルの"Brandt Brauer Frick, ブラント・ブラウアー・フリック"の二人、ブラウアーとフリック
・テリー・ライリーに師事した"John Kameel Farah, ジョン・カミール・ファラー"
・アレンジャーの"Gregor Schwellenbach, グレゴール・シュウェレンバッハ"

Six Pianos Steve ReichKeyboard Study #1 Terry Riley

Six Pianos (1973年) by Steve Reich
メンバー全員が個別に録音したものをブラント・ブラウアー・フリックのヤン・ブラウアーがミキシングしています。
 困りましたねぇ、特別な演奏ではありませんから。ライヒのSix Pianosを演奏している、という以上のものはありません。先入観が入って音の揃いとか共鳴とかが低めに感じられて陶酔域に入り辛いかと思いましたが、それもありません。(微妙なテンポ違いによるピッチの調整等々大変なのでしょうねぇ。放っておいた方がライヒ流"フィエズ・シフト"かもw)
高速ミニマルの主旋律に乗る処々の旋律は弱め(標準的?)で、グランド・ピアノの六重奏としては音が軽く感じます。その方がトランス状態に近いテクノっぽさかもしれませんが。

Keyboard Study #1 by Terry Riley
この曲はマリンバやその他楽器でも演奏されますが、ここでは電子処理されたピアノ曲でpfはグレゴール・シュウェレンバッハ、ディレイ処理はルーカス・フォーゲル(Lukas Vogel)が担当しています。
 ディレイだけでなくループ処理もされていますよね。単純音階が絡み合って複雑な音色を奏でる楽しさがありますね。オリジナリティが感じられてソロ・コンサートでも受けるのではないかといった感じに仕上がっています。
こちらの方が面白いかもしれません。とはいえソロは限界があり20'は長く感じますが。



クラブシーンで活躍中のミニマル・ユニットによる新解釈を期待していたのですが、若干の風は感じましたが期待していたほどの新しさや、Classical-Clossoverな展開はありませんでした。

やっぱりS.ライヒの曲はS.ライヒでした。T.ライリーはディレイ処理が面白く、やたらと手が多い様な面白さは味わえましたね。もちろん曲としてはSix Pianosの方が好きです。






テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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