ライヴ・フロム・ブエノスアイレス / M.アルゲリッチ & D.バレンボイム を聴く

久しぶりにアルゲリッチを聴いてみました。例年楽しみにしていた「Live from Lugano」も毎年リリースされて楽しめましたが、マンネリ化は避けられず今年は購入を見合わせました。2016年のラスト公演でしたが。

バレンボイムもさほど興味があるとは言えませんが、この二人のライヴが2014年4月と8月に行われて話題になったのは知っていました。何を思ったか2015年7月の第三弾を購入していたので、封を切って気分転換に聴いてみようと思いました。
昔の様にアルゲリッチがかつて演奏した事がある曲か調べたり、聴き比べたりする事もありません。

今更紹介も不要なアルゼンチン生まれの巨頭二人のデュオ、母国の首都ブエノスアイレスでのライブですね。

Live from Buenos Aires / Martha Argerich & Daniel Barenboim

シューマンカノン形式による6つの小品 (作品56) ドビュッシー編
 シューマンらしい優しさと美しさ。ただただソフトに美しく…そういう曲ですから、それ以上でも以下でもありません。後半曲の切れ味のあるパートで魅せてくれますが、突出した素晴らしさという事でもない様な。

ドビュッシー白と黒で
 ドビュッシーの和声を生かし緩急生かしのカラフルな色合いを見せるところは流石ですね。アゴーギクとディナーミクを振るのも手の内です。ドビュッシーらしい美しさと、らしからぬ強鍵パートの組み合わせはまさにアルゲリッチ!!
ブラインドで聴いても強鍵パートは"アルゲリッチかな…"なんて言ってしまうかもしれません。

バルトーク2台のピアノと打楽器のためのソナタ (Sz.110)
 一番期待値の高かったバルトークですね。バルトークらしい陰鬱さにコントラストを付ける様なディナーミク。パーカッションも加えてリズムを自由に振るアゴーギク。スリルも迫力も情熱もあり素晴らしい演奏なのですが、何かもう一つ欲しい様な。(これ以上何が欲しい?!! って言われそうですね)
好みから行くと、暗く澱んだ陰鬱さも聴かせて欲しい曲です。



アルゲリッチといえばデュオでの丁々発止のやり取り、若手アンサンブルとの煽る様な攻撃性、等々パートナーを叱咤し演奏の完成度を高める印象がありますね。
でもここでも手慣れた見事さは味わえましたが、それ以上のワクワク感には出会えませんでした。もちろんアルゲリッチと知らなければ、絶対好印象に違いありません。

お馴染みの大好きなお店の料理をいただいた後、"やっぱりこの味だね" っていう感じです。それ以外のコメントは帰り道にありません。






テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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