今の時代の米現代音楽:パーカッション・アンサンブル Sō Percussion の Where (We) Live は聴く or 観る?!

前回のSo Percussion初アルバムの8年後2012年にリリースされたアルバムになります。ニューヨーク・ブルックリンのサウンドですね。リリース元はもちろんBang on a Canの"Cantaloupe"レーベルです。

So Percussion が築いてきた他(多?)分野のアーティストとの親交がベースとなっているオリジナル作品で、「そんなパフォーマンスの抽出がこのアルバムだ」"This album is a distillation of that performance."、との事です。

今回はGuitar🎸 and Vocal でゲストのグレイ・マクマレイ(Grey Mcmurray)が加わります。メンバーは現在と同じ、Adam Sliwinski*, Eric Beach, Jason Treuting*, Josh Quillen です。(*印の二人がオリジナルメンバーです)

Where (We) Live / Sō Percussion

10パート(3-7分/1パート)構成で、4曲*には歌詞があります。その他の曲にも一人称の語りでストーリーが展開されます。

1. This Place the Place
ホーム(家)について語りが入ります。美しいBGMはスクラッチノイズの中にミニマルで存在します。語りはこのアルバムタイトルについて書かれたライナーノートがベースの様ですね。ノイズ系のポスト・ミニマルです。

2. Five Rooms Back
ここでも語りが入り、pfのミニマル音にブルースハープ(ハーモニカ?)やシンバル音やノイズ系効果音があります。後半のe-Guitarの前衛ロックサウンド炸裂がすごいです。すごく興味深いです。

3. *Strange Steps
電子処理されたサウンド、e-Bassの単音繰り返し、e-Guitarのディストーションサウンド、ロック系のヴォーカル。ノイズ系前衛ロック風です。

4. *Moat
打楽器とハーモニックス・サウンド、そして柔らかなヴォーカルでバラードと言ったパートでしょう。ディストーションは電子処理でノイズ化します。

5. Room and Board
語りメインの打楽器チャカポコです。後半はロック風味のサウンドがハードに色を付けます。語りは家と家族です。

6. In Our Rooms
オンドマルトノの様な電子音、ピアノの特殊奏法、ポスト・ミニマルなシンプルな混沌です。

7. All Along
等拍のドラム音に電子処理されたノイズサウンドで、その中に宇宙空間を思わせる反響音が鳴ります。空間音響音楽ですね。ラストはドラム音が消えてドローンとなります。

8. *Strangers All Along
前の7.からの流れがリズミカル・ドローンwに変化します。そのままヴォーカルが乗って、環境音楽系のロックからハードな音になって行きます。

9. Five Rooms Down
各部屋の語りパートで、サウンドはロック色の強い展開とノイズで、古典の引用も用いられています。声も含めてディストーションが多くかけられていますね。

10. *Thank You
合唱曲風。以下の歌詞の繰り返しになります。ちょっといいですよね。
 Thank you for letting we know
 that there are people out there
 that can get you better then
 you thought you could be got

試しにYouTubeで観てみる?
 通し1時間のLiveです!! ステージは映像やパフォーマンスも含まれて、完全にインスタレーション系です。サウンドはCDの方がより先鋭ですが、展開や語りはアドリブ?も入って異なりますね。一見の価値大です!!




単なるパーカッション・ユニットではありません。前衛の様々な要素と表現を用いた世界をみることができるアルバムです。そして欧前衛系とは異なり、ロックの色合いが強いポスト・ミニマルのN.Y.ブルックリン系米クロスオーバー現代音楽が楽しめますね。おすすめです
 実際のステージ(上記YouTube参照)では完全にインスタレーション系現代音楽ですから、CDで聴くサウンドとは違う世界も存在します。

ただ多くのクラシック音楽ファンには無縁でしょう、これをClassical-contemporaryと言うにも無理がありそうです。Classical-Clossoverでしょうかね。ジャンルなんて意味はないのはわかってますが。





テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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