米現代音楽パーカッション・カルテット "So Percussion" を聴く

ここで米現代音楽、ポストミニマル系(と括っていいのか、Classical Crossover の方が合っているかw?)、の演奏グループをインプレしておきたいと思います。まずはN.Y.で活躍中の打楽器アンサンブルのソー・パーカッション(Sō Percussion)ですね。

N.Y.というとN.Y.ミニマルということになりますが、Sō Percussionも Bang On a Can(以下BOAC) のレーベル"Cantaloupe"から全てのアルバムを出していますね。これでスタイル等々がほぼわかるのでは。

コラボしているミュージシャンもスティーヴ・ライヒ(Steve Reich)のDrummingは本人とのライヴも含めて二回CD化されていますし、お馴染みのデイビット・ラング(David Lang)やブライス・デスナー(Bryce Dessner)との共作もありますね。

本アルバムはタイトルもSō Percussion(2004年)のデビューアルバムで、楽曲はBOAC All-Starsのメンバーであるエバン・ジポリン(Evan Ziporyn)とD.ラングの作品です。

メンバーはAdam Sliwinski*, Doug Perkins, Jason Treuting*, Todd Meehanですが、現在でも在籍しているのは*二人になりますね。

Sō Percussion

Melody Competition (2000年, by Evan Ziporyn)
ジポリンらしいバリのガムランをベースにした音楽ですね。鍵盤打楽器とカラフルな音色の打楽器類が、時にメロディーラインを、また打楽器音を中心に変化させながら進みます。その響はバリや東南アジア系の民族音楽を思わせます。ラスト4分は細切れにミニマル的アイディア違いの楽風が出て面白いですね。

the so-called laws of nature (2002年, by David Lang)
 part I, II, III
So Percusson他の委嘱作品でSo Percussionに献呈されている三部構成のラングらしい美しいポスト・ミニマル系音楽です。
part I はシロフォンの様な硬い木琴系の音で構成されていて、細かいトリル・トレモロが連打されています。基本音C, C#(多分)がミニマル的にベース音として存在していますね。part II はチューブベル系の音色です。ここでもトリル・トレモロ系の連打で金属音の残響と共鳴が発生して、背景音となっています。後半は音程を変えたドラムセットの音が主役に入替ります。part IIIは鍵盤打楽器を使ったポスト・ミニマルですね。トレモロの上に単純音階が乗る構成で、透明感があります。

試しにYouTubeで観てみる?
 part II になります。




個人的にはラングの作品の方が面白いです。一曲目はブラインドで聴いても "もしかしてジポリンかな?" って答えるかもしれません。
この後、So Percussionはオリジナリティーも出していくわけですが、次回は2012年リリースの素晴らしい作品をインプレしますね。






テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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