オランダ国立歌劇場公演 2017 オペラ「サロメ」を NHKプレミアムシアターで観る

リヒャルト・シュトラウスのオペラ、全一幕(4場)の「サロメ (Salome Op.54)」です。交響詩を得意としたR.シュトラウスが最後に「英雄の生涯」を書き上げた後、初めに評判になったオペラですね。この後、「エレクトラ Op.58」「ばらの騎士 Op.59」「ナクソス島のアリアドネ Op.60」とヒット作を飛ばします。

このエログロ風の作品をトネールフループ・アムステルダム(劇団)芸術監督のイヴォ・ヴァン・ホーヴェ*による新演出でどうなるのかが個人的な楽しみです。
*本年11月に「オセロー」の東京公演を行いますね。

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演出
 I.V.ホーヴェは2012年にリヨンで大野和士さんの元、マクベスも演出してします。ここでも現代風のコスメティックに誇張された表現が生きています。ヤン・ファンデンハウエのドラマトゥルグも合っていましたね。ラストは生首のはずのヨカナーンが血みどろで現れてサロメが絡むのはまさにグロテスク。

舞台・衣装
 舞台はシンプルで黒、暗くスポットライトで浮かび上がる設定です。衣装は当然現代に置き換えられています。近現代風といった感じですが。

配役
 タイトルロールのサロメ役に尽きるオペラですから、マリン・ビストレムですね。素直な声はもっと狂気を感じたかった気もしますが、演技と表情は素晴らしく楽しませてくれました。"7つのヴェールの踊り"もビストレム本人が演じました。
ヨカナーンのニキーチンは声も体格も大柄すぎですw、だいたい肌も白くないし全身刺青で髪も黒くないですから。

音楽
 ダニエレ・ガッティにしては揺さぶりが弱かった感じです。このオペラには彼らしい起伏があっても良かったと思います。



全体としては今の時代の先鋭な"サロメ"が楽しめて素晴らしかったです。M.ビストレムもエロティックでグロテスクさを魅せてくれました。
一に演出、二にM.ビストレムでしたね。

<出 演>
 ヘロデ(ユダヤの領主): ランス・ライアン [Lance Ryan]
 ヘロディアス(領主の妻): ドリス・ゾッフェル [Doris Soffel]
 サロメ(ヘロディアスの娘): マリン・ビストレム [Malin Byström]
 ヨカナーン(予言者): エフゲニー・ニキーチン [Evgeny Nikitin]

<管弦楽> ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
<指 揮> ダニエレ・ガッティ [Daniele Gatti]
<演 出> イヴォ・ヴァン・ホーヴェ [Ivo van Hove]

収録:2017年6月12・27日 ミュージックシアター(アムステルダム)


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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