ガブリエラ・リナ・フランク(Gabriela Lena Frank) の Compadrazgo を聴く

女性米現代音楽家では好きな一人、ガブリエラ・レーナ・フランク(Gabriela Lena Frank, 1972/9 - ) の2013年のアルバムです。
"Hilos (Threads)"でキャリア等の略歴を紹介済みで、南米系の民族音楽ベースと無調西洋和声の楽風が基本ですね。

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室内楽でピアノ・ソロからDuo, Trio, そしてピアノ五重奏曲まであります。演奏はEnsemble Memeのメンバーになりますね。

Compadrazgo / Gabriela Lena Frank

Sonata Andina (2000年) for solo piano
 Molly Morkoski (Piano)
四楽章形式のピアノ・ソロです。第一楽章は強鍵的リズミカルさで表情豊か、"rumbling and thumping"なピアノが楽しめます。第二楽章は手拍子とピアノのパフォーマンスで単純反復の強いミニマルと刺激。第三楽章は宇宙空間的響の音数の少ない美しい緩徐楽章。第四楽章は不協和音的な西洋和声が古臭いです。
やや古い作品で、構成的な統一感のなさと特徴の薄さを感じますね。

Sueños de Chambi: Snapshots for an Andean Album (2002年) for flute and piano
 Molly Morkoski (Piano), Barry Crawford (Flute)
7パートの楽曲です。日本的な"笛"を感じたり、その他民族和声的な音色をフルートが奏でます。ピアノは時に美しく、またrumblingな響を聴かせジャジーでもあります。ただ、pfが不協和音的西洋和声になるのは中途半端でいただけません…

Canto de Harawi: "Amadeoso" (2005年) for flute, clarinet and piano
 Barry Crawford (Flute), Molly Morkoski (Piano), Michael Norsworthy (Clarinet)
一楽章形式で、二つの木管楽器の絡みが主役です。単純ですが不思議な和声で、ミニマルでもあります。ポスト・ミニマル的で、この辺りからG.L.フランクの楽しさが明確になって来る気がしますね。

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  演奏はJessica Warren-Acosta (flute), Gregory Oakes (clarinet), Kuang-Hao Huang (piano)になります


Tres Homanajes: Compadrazgo (2007年) for piano quintet
 Liuh-Wen Ting (Viola), Harumi Rhodes (Violin), Molly Morkoski (Piano), Austin Hartman (Violin), Caroline Stinson (Cello)
ソナタ形式三楽章の楽曲です。スケルツォやアレグロを展開して、無調ですが旋律とリズムが存在ます。そしてミニマルも流れに一役かう今の時代のクラシック音楽でしょうね。第二楽章のチェロはバルトークも感じます。第三楽章の激しい切れ味は、中途半端だった不協和音展開の進化系ですね。



二つの流れ、民族音楽をベースにした表情、そして無調基本のクラシカルは良いですね。やっぱり2005年以降辺りからがG.L.フランクの素晴らしさと実感します。






テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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