デヴィッド・ラング(David Lang) の This Was Written By Hand を聴く

連続インプレの米現代音楽家デヴィッド・ラング(David Lang, 1957/1/8 - )、とは言え今回は3CD分です。「This Was Written By Hand (2011年)」はピアノ・ソロ曲集ですね。

タイトル曲のThis Was Written By Handは、1993年にコンピューター化して以来ペンを使った作曲をしていなかったD.ラングの再認識になっています。ピアノ・ピースでAndrew Zolinskyにより2003年に初演され、Peter Helmに捧げられています。
もう一曲のMemory piecesは、年をとる事で周囲の人の死や変化が起こり、人はどれだけの記憶を消失せずにいられるかという事を元にしているそうです。8曲からなり、8人の思いでで作られています。

演奏はアンドリュー・ゾリンズキー(Andrew Zolinsky)になります。

This Was Written By Hand / David Lang

1. This Was Written By Hand (2003年)
 ミニマルで優しく美しい曲です。前半はフィリップ・グラスが浮かんでしまいますね。Film Music的な美しさを自分の脳が感じているのかもしれません。右手の高音域の澄んだ音色は、中盤以降で左手の低音域が入り対位的流れとなります。(低音が割り込むのは楽器編成での展開も含め、D.ラングの一つの典型で次のVIII. Beachにも見られますね)

 ★試しにYouTubeで聴いてみる?

2. Memory Pieces (1992-1997年)
I. Cage (in memory of john cage), II. Spartan Arcs (in memory of yvar mikhashoff), III. Wed (in memory of kate ericson), IV. Grind (in memory of jacob druckman), V. Diet Coke (in memory of betle snapp), VI. Cello (in memory of anna cholakian), VII. Wiggle (in memory of frank wigglesworth), VIII. Beach (in memory of david huntley)
 ピアノ・ソロのミニマルで、パート毎に違いはあるものの単音やトレモロ・トリルの連続です。譜面や作曲技法等々でしか読めない部分があるのかもしれませんが、わかりません。
ハッとする様な特徴的なパートを待ちながら、そのまま終わります。あえて言うなら、VIII. Beach がいいですね。



ディナーミクの存在しないフラットさ、主として単純反復のピアノ・ミニマルです。個人的にはそれ以上の印象が連鎖しません。
もちろん得意の静的美しさは素晴らしいのですが、Bang on a Canを彷彿させるものがあまり感じられない不思議さです。





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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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