Bang On A Can の Renegade Heaven を聴く

暑い日が続く東京、音楽を聴く気分になりませんねぇ。コンサートも夏の三ヶ月で一件しか入れていません。

この処、欧州現代音楽を中心にインプレしてきたので米現代音楽を少し続けて聴こうと思っています。と言うわけで前回に続きBang On A Can(以下BOAC)ですね。

これも古い、前回のClassics(2002年)の前の2001年リリース盤でBang On A Can All-Starsのメンバーも一緒ですね。例によってメンバー+αの楽曲を集めています。異なるのはproduceで、Evan Ziporyn と Damian LeGassick になっている事でしょう。(演奏もメンバー追加をしていますね)

Renegade Heaven / Bang On A Can

1. Believing - Julia Wolfe
メンバーのジュリア・ウルフの楽曲です。高速ミニマルで基楽器はチェロ、そこに各楽器が絡みます。即興的でカオスで興奮ですね。弦のトリルはエレキギターも含めて強烈です。後半はvoiceを含めて、陶酔的暴力的です。
 ★試しにYouTubeで観てみる?
  BOAC公式YouTubeですが、CDより少しおとなし目かなw


2. Escalator - Arnold Dreyblatt
 Programmed By [Sample Programming] – Andrew Cotton
ドイツでも活躍するニューヨーク・ミニマル第二世代の現代音楽家アーノルド・ドレイブラットの楽曲です。ニューヨーク・ミニマルでいうとBOACは第三世代という事になる様です。
どこかにモードを感じるミニマルです。打楽器のリズムや反復の和声でしょう。リズムが主役の楽曲で、そこにトリル・トレモロが色合いを付けます。背景に敷かれた強音リズムは印象的ですね。今回はプロデュースに回っているジポリンが好きそうです。(サンプリングの使われ方は不明です)

3. I Buried Paul - Michael Gordon
 Sound Designer, Programmed By [Sample Programming] – Andrew Cotton
本アルバムでのBOACメンバーの楽曲提供は、このマイケル・ゴードンと一曲目のジュリア・ウルフのご夫妻だけですね。
特徴的な電子処理で歪んだ音色が序奏?で始まります。ミニマルですが、前衛を感じますね。ユニゾン風に声部を揃えた様な演奏をクレシェンド・デクレシェンドさせます。暴力的に発展して、ここでも強音が主役です。

4. Movement Within - Glenn Branca
 Electric Guitar – M. Stewart, Guitar [Harmonics Guitar] – R. Black, Guitar [Mallet Guitar] – S. Schick, Harpsichord – E. Ziporyn, L. Moore, Organ – M. Beiser, Sounds [Samples Created By] – Steve McCallister
グレン・ブランカ(Glenn Branca, 1948/10/6 - )は米前衛現代音楽家でギタリストですね。Guitar Ensembleや100人ギターの交響曲等とても興味深いです。いつかインプレが必要ですね。
G.ブランカですからミニマルではありません。尖った音響系サウンドで、楽器構成に特徴が見られますね。HarmonicsやMalletのギターとサウンドクリエーターのスティーヴ・マッカリスターの処理効果もあるでしょうが、これぞブランカサウンド。まるで教会の鐘の残響音を集めた様でグゥワ〜〜ン〜〜 って感じ。生で聴けたらもっと面白い!!でしょう。
 Harmonics Guitar は一本のネックの両側にボディーが二つ付いた、超変わったギターです。演奏方法でのハーモニクスとは違いますね。

5. Exquisite Corpses - Phil Kline
フィル・クラインは米現代音楽家で、様々な分野の芸術家とバンドを組んだり、上記4.のグレン・ブランカのギター・アンサンブルとツアーにも出ています。Bang On A Can Vol. 2 (1993)にも参加していました。
無機質な感じのミニマルから入ります。そこから変化が激しくなり、ジャズや単音反復、等拍にクラリネット、ポップ&ロック、と言った表情変化を見せて いかにもニューヨークのミニマルって感じで楽しいですね。
 ★試しにYouTubeで観てみる?
  BOACではありませんせんが、The UNPLAY Festival in Brooklyn でのSRIRACHAの演奏です。




わりと強音のサウンドが支配するアルバムになっていますね。タイトルRenegade Heavenに合わせたのでしょうか。その中でも最後の二曲が面白く、やっぱり生でBOAC All-Starsを観たいと思いました。
エヴァン・ジポリンのプロデュースが冴えましたね。






テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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