ヘンツェ(Hans Werner Henze)のレクイエム(REQUIEM)を聴く

前衛系現代音楽好みとしては少々方向性が異なりますが、ここで何枚か紹介しているハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(Hans Werner Henze, 1926/7/1 - 2012/10/27)のREQUIEMです。

レクイエムとは言え合唱パートは無く、一曲目こそ「入祭唱(Introitus)」ですが曲数は少なく最後は「聖なるかな(Sanctus)」で終わっています。

指揮:メッツマッハー(Ingo Metzmacher)
室内楽:アンサンブル・モデルン(Ensemble Modern)
ピアノ: ウエリ・ヴィゲット(Ueli Wiget), Ensemble ModernメンバーでZappaのYellow Sharkにも参加
トランペット:ホーカン・ヘルデンベルゲル(Håkan Hardenberger), 言わずと知れたソリストですね

1993年Ensemble Modern初演の前に、各楽章は個別初演されていて V, VIII, IXは1992年に東京でN響により初演されていますね。

REQUIEM / Hans Werner Henze

REQUIEM (1993年) Nine Sacred Concertos for Piano Solo, Trumpet Concertante and Chamber Orchestra
 I. Introitus: Requiem - Il. Dies Irae - Ill. Ave Verum - IV. Lux Aeterna - V. Rex Tremendae - Vl. Agnus Dei - Vll. Tuba Mirum- VIll. Lacrimosa - IX. Sanctus
ヘンツェの後期作品らしく静音とクラスターの交錯が主流で、その中に幽玄な旋律が見え隠れする無調の音楽です。(全体の構成も、各パートの構成も)
その中で「2.怒りの日(Dies iræ)」は暴力的なTpと管群、「4.死者ミサの聖体拝領唱(Lux æterna)」から「5.恐るべき御稜威の王(Rex tremendæ)」のpfとtpの切れ上がるスリル、「7.奇しきラッパの響き(Tuba mirum)」それらはいずれも室内楽を超えた迫力が感じられます。それに対して初曲と終曲は静的です。
無調の現代音楽でありながら聴きやすさを感じるのは、混沌ポリフォニーでなく旋律感のあるホモフォニー風(和声構築はないので"主+伴"的)だからでしょう、か。

試しにYouTubeで観てみる?
「2.怒りの日(Dies iræ)」になります




ミサを元にする宗教曲の色合いは、ありません。交響曲第9番の方が宗教傾向を感じましたね。その分、後期ヘンツェの現代音楽として聴かせ処も多く含まれて楽しめます。コンサートで聴くと最高でしょう。
ただ問題は、いつもの事ですが、宗教的に理解できない部分があると思っているので単純に音楽として楽しんでいいのかが難しいです。





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