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B.A.ツィンマーマン(Bernd Alois Zimmermann)の Music for Violoncello and Piano を聴く

続いてのベルント・アロイス・ツィンマーマン(Bernd Alois Zimmermann, 1918/3/20 - 1970/8/10)は、チェロとピアノの各ソロとのデュオ作品集ですね。

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初中期のピアノ曲とセリエルのチェロ曲、そして後期の多様性時代のデュオとチェロ曲とバラエティに富みますね。
演奏は、Cello – Michael Bach、Piano – Bernhard Wambach になります。

Music for Violoncello and Piano / Bernd Alois Zimmermann

Enchiridion (1949/52年) - Small Pieces For Piano
新古典主義からセリエルに入る時代の作品です。13の小曲で2部構成になります。単なるエチュード(練習曲)でもハウスミュージックでもないとライナーノートにあります。表題はギリシャ語でhandbookの事だそうです。
強音の技巧的パートから静音で音数の少ないパートまであります。確かにエチュード的な感がありますが、気になるのは第1部のドビュッシーの様な気配の中に散見する点描的音列配置でしょうか。第2部の方が俄然面白く、強音と静止の様相は後期のスタイルを思わせますね。
次回インプレ予定の"Complete Works for Piano Solo"で、この曲も含めてピアノ・ソロ曲の変遷を時系列的に紹介しますね。

Sonata For Cello Solo (1960年)
セリエル時代の作品ですね。無表情の印象が強いセリエルとは違い、出し入れのコントラストが強いです。チェロの技巧的な面も見せどころでコンサートで聴きたいですね。ブルネロあたりがやってくれると嬉しいのですがw

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  アンサンブル・アンテルコンタンポラン(Ensemble Intercontemporain)のオフィシャルYouTube。チェロはフランス人チェリストの現代音楽家ピエール・ストローク(Pierre Strauch)です。

Four Short Studies For Cello Solo (1970年)
亡くなった年の作品になります。2'40"の小曲ですが、強引さと静的な間との組合せでこの時期のツィンマーマンを凝縮した様なチェロ曲です。これもアンコールでやってくれたら嬉しいですね、そんな曲です。

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  モーリーン・ケリー(Maureen Kelly)です


Intercomunicazione Per Violoncello E Pianoforte (1967年)
一つの音を、基音Eで、を延々とチェロが弾き伸ばします。ピアノがそこへアルペジオでうろちょろ動き回ります。中盤では逆転してピアノの打鍵残響音にチェロが絡み、ボリュームが上がります。後半は空の中にvcとpfの音を散らばす様な そして時に強音で対話な様な、間と音の空間です。
翌年作られる管弦楽の代表作Photoptosisと類型のデュオ曲でしょう。

 ★試しにYouTubeで聴いてみる?
  チェロはツィンマーマンを得意としたジークフリート・パルム(Siegfried Palm), ピアノはコンタルスキー兄弟の兄アロイス(Aloys Kontarsky) です。一番下の弟ベルンハルト・コンタルスキー(Bernhard Kontarsky)は指揮者でB.A.ツィンマーマンを得意としていますね。




どうしても大規模ユニットの音楽がツィンマーマンらしさを感じるのですが、チェロやピアノの後期作品には惹かれるものがありますね。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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