マグヌス・グランベルイ(Magnus Granberg) の How Deep is the Ocean, How High is the Sky? を聴く

スウェーデンの現代音楽家マグヌス・グランベルイ(グランバーグとも, Magnus Granberg, 1974 - )は室内楽系を得意として、即興系のパフォーマーでもありますね。若くしてサキソフォニストでエーテボリやニューヨークでも活動していたそうです。
その後、ensemble "Skogen" を結成して自らの音楽の演奏活動に入っています。Skogenは11人編成でエレクトロニクスも含んだり、日本人メンバーによる和楽器"笙(sho)"の採用もありますね。

本アルバムは以下の10人編成で、古楽器やプリペイド・ピアノ、エレクトロニクスの混成音楽となります。スコアは全てのパートを厳密に譜面化してはおらず、裁量の余地を残している様です。

 Magnus Granberg - prepared piano, composition
 Cyril Bondi - objects, percussion
 d’incise - objects, electronics
 Teresa Hackel - bass recorder
 Wolfgang Hillemann - chitarrone
 Anna Lindal - baroque violin
 Hans Jürg Meier - bass recorder
 Anna-Kaisa Meklin - viola da gamba
 Eric Ruffing - analogue synthesiser
 Christoph Schiller - spinet, objects


How Deep is the Ocean, How High is the Sky? / Magnus Granberg
Magnus-Granberg-HowDeep.jpg
(英音響系インディペンデント・レーベルanother timbreからリリースされています)

1曲1パートの約1時間で、音の密集度の低い瞑想感、ノイズ(特殊奏法、電子ノイズ)、の空間音響系の現代音楽です。旋律や動機、それが無調であれ、はほぼ存在しません。当然ミニマルの様な反復やポリフォニーも存在しません。またサウンドの強弱は薄く、テンポ変化もほぼ無いドローン風です。
それが後半近くで音密度が少し上がり、動機の様な流れがカノンの様相を呈しますね。その後ノイズを強めにして音を少し強めますが、最後は元の流れに回帰して終わります。
作曲技法に特殊性があるのかは不明ですが、プレイヤーに即興演奏の余地を残しているので偶然性の前衛でもありますね。

試しにYouTubeで聴いてみる
 お試しver.の6'です




ドローンではないのですが、その様なサウンド傾向ですから静かにかけておくのに最適です。音に浸る、そんな音楽ですね。全体の構成感もあって悪くありません。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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