パーヴォ・ヤルヴィ/ HNK交響楽団で聴く「マーラー交響曲第6番 悲劇的」NHKプレミアムシアター

パーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi)とN響の本年2017年2月28日のベルリン・フィルハーモニーでの演奏で、NHKプレミアムシアターの録画になります。

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(リハーサルの様子:N響ホームページより)

実は、明日のエサ=ペッカ・サロネン(Esa-Pekka Salonen) w/フィルハーモニア管弦楽団の同曲を前におさらいですね。

マーラー交響曲第6番 「悲劇的」 イ短調
第一楽章
 行進曲の第一主題は緩めに入ります。第一主題の流れは抑え気味で、続くアルマの主題である第二主題も控えめ。反復後の展開部も同様で牧歌調の流れはちょっと間延び感、でも再現部でこの曲らしい激しさと歯切れよさが感じられます。
全体的にややモッタリですが、再現部が締りがあっていい感じですね。 実はここから目を覚ますんですね。

第二楽章
 標準的にスケルツォを採用です。主部は第一楽章再現部からの良い流れで、第一トリオは牧歌的のどかさにもキレがあります。回帰する主部では重さを増してきますね。第一楽章からのつながり感がいいです。

第三楽章
 三部形式の始まり第一主題は穏やかな中にもうねりの様な波を見せ、暗くスロー。第2主題も隠的です。中間部は穏やかに入り山場向けて盛り上げていきます。緩徐楽章的な位置づけですが、切れ味があります。

第四楽章
 間を十分にとった序奏から入り、提示部第一主題行進曲は華やか切れ味よく、第二主題は軽やかに入ります。序奏再現からカウベルの展開部は静かに進みながら締まった迫力で山場を迎え、そのまま突き進みます。再度序奏再現する再現部では、スローパートをうまく使いながらスピード感に変化を与えて緊張感のある良い流れを作りました。もちろんラストのトゥッティは見事に決まります。
ちなみにハンマーは標準的な二発でした。



やっぱり管楽器が弱く全体もっさりかな…という入りでしたが、第一楽章後半の再現部からは目を覚まして切れ味ある迫力の演奏でした。持っているN響のイメージと違いましたね。
父ネーメの突撃ハイスピードのマーラー6番とは違うパーヴォ・ヤルヴィのタクト。このマーラー6番ではコントラストでしょうか、アゴーギクと出し入れを効果的に使った締りと緊張感のある演奏になりました。ベルリンのオーディエンスの反応も悪くはありませんでしたね。


さて、明日のサロネン/ フィルハーモニア管はどんなマーラー6番を聴かせてくれるでしょうか、揺さぶりの強いイメージのあるサロネンですから楽しみです。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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