トーマス・アデス(Thomas Adès)の The Twenty-Fifth Hour を聴く

イギリスの現代音楽家 トーマス・アデス(Thomas Ades, 1971/3/1 - )はピアニスト・指揮者としても活躍していますね。
同じスタンスだったブリテンの再来と言われています。ピアニストとしてはアルディッティ弦楽四重奏団との共演やナンカロウの演奏もしています。指揮者としては音楽監督も弱小楽団で勤めていますが、これからでしょう。
作曲家としてはオペラ・管弦楽・室内楽とこなしますが、ブリテンと同じように前衛ではなく折衷的な学風です。まぁ英国ですから… ただ、ピアノ曲ではコンロン・ナンカロウの影響を受けて難解さを表出させる様です。

このアルバムはピアノを含めた室内楽が楽しめます。演奏はニューヨーク・タイムスで絶賛された米のコールダー・カルテット(The Calder Quartet)になります。

The Twenty-Fifth Hour, Chamber Music of Thomas Adès

Piano Quintet (2001年)
 I, II, III
この曲にはアデス本人がpfで入ります。音列配置的な点描pfはナンカロウ色といっていいかもしれません。
不思議な楽曲で、不協和音の様な旋律の弦楽団とpfなのですが所々に後期ロマン派的な響きを感じます。繊細かつ刺激的で面白いです。

 ★試しにYouTubeで聴いてみる?
  Arditti quartet とアデス本人です。アルディッティは切れ味がいいですね。


The Four Quarters (2011年)
 I. Nightfalls - II. Serenade, Morning Dew - III. Days - IV. The Twenty, Fifth Hour
アルバムのタイトル今日が入っていますね。弦楽器による不協和音と旋律の同居、ポリフォニー、潜む後期ロマン派の香り、シンプルな点描と技巧性、ミニマル、様々な要素が組合されていますね。
ノイズやクラスター、カオスの方向性はありません。切れ味を感じます。

Arcadiana (1993年)
 I. Venezia notturno - II. Das klinget so herrlich, das klinget so schön - III. Auf dem Wasser zu singen - IV. Et… (tango mortale) - V. L'Embarquement - VI. O Albion - VII. Lethe
この中では一番古い曲になります。基本構成は変わりませんが尖っていて、研ぎ澄まされる前の作品の印象です。個性が出る前で、特徴的ではありませんね。



折衷的で日和見?と見るか、現代のクラシックと見るか、見方は色々ありそうです。でも、聴いて面白さや惹かれるものを感じる何かがありますね。もう少し入手して聴いてみたくなりました。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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