シモン・ヴァン・ホーレン(Simon Van Holen) の Pro Contra! を聴く

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)のコントラファゴット奏者シモン・ヴァン・ホーレン(Simon Van Holen, 1985 - )のアルバムですね。
なぜか管楽器のソロ、もしくは主役のアルバムは衝動買いの対象ですw 扱われている楽曲が特に現代音楽ではなくとも独特な世界が楽しめますよね。

ソロ、チェロとのDuo、ヴィオラx2とチェロとの四重奏、弦楽五重奏との共演と演奏形式が多彩です。また楽曲も古典から近代、現代に及びます。
バスーン曲のヴァリエーションを散りばめたアルバムで、バスーン以外はRCOのメンバーになります。

Pro Contra!: Works for Bassoon & Contrabassoon / Simon Van Holen

Divertissement for bassoon and string quintet (1942年)
フランスの新古典主義音楽家ジャン・フランセ(Jean Françaix, 1912/5/23 - 1997/9/25)の若き日の作品です。
四楽章で、軽妙洒脱なフランス曲です。弦楽とファゴットに違和感は全くなく、ちょっと洒落たBGMといった感じですね。作風から行けば後期ロマン派の流れも感じます。曲としたらこれが一番です。

Baßnachtigall for contrabassoon solo op.38 (1922年)
ナチスによる退廃音楽として知られる?ダダイズムのチェコ人音楽家エルヴィン・シュルホフ(Erwin Schulhoff, 1894/6/8 - 1942/8/18)の作品ですね。
コントラバスーンのソロです。陰鬱な気配が楽器の音色とあっています。個人的には第二楽章の技巧系がいい感じですね。でも、もっと尖っていてもいい気がします。
 ★試しにYouTubeで観てみる?
  ライヴ演奏です。


Sonata for bassoon and cello KV292 (1775年)
KVを見れば一目でわかるモーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756/1/27 - 1791/12/5)の作品ですね。曲もまんま宮廷音楽で、ヴァイオリンに変更してチェロとのデュオ曲としても印象は同じでしょう。どんな楽器でも良い感じで、バスーンである必要性は??

Quartet for bassoon, 2 violas and cello op.46 no.1 (1804年)
ボヘミア生まれの古典派フランツ・クロンマー(Franz Krommer, 1759/11/27/ - 1831/1/8)の作品です。
モーツァルトと同じです。楽器構成が変わっただけですね。これは思い切り退屈ですw

Concertino for contrabassoon and string quintet (2014年)
オランダ・アムステルダム生まれのバスーンニスト、現代音楽家のケース・オルトゥイス(Kees Olthuis, 1940/11/28 - )の作品になります。1970年から2005年までRCOのバスーンニストでした。
現代音楽とはいえ20'弱の機能和声の曲になります。曲調はミステリー的な映画音楽風というと分かりやすいでしょうか。要は表情を変化させますね。でもその色合いを演出しているのは弦楽団で、コントラバスーンではありませんが。



手広いパターンで曲を構成していますが、バスーン(ファゴット)ならではの鳴りや超絶テクを味わえません。あえて言うならシュルホフのソロ曲ですが、もっと特殊奏法も絡めてこの楽器の可能性を見たかった気がします。より先鋭な現代曲を入れた方が面白かったのでは。
全体通して退屈さがぬぐえません、残念




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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