ウストヴォーリスカヤ(Galina Ustvolskaya)のコンポジションⅠ,Ⅱ,Ⅲを聴く

昨年末の「Sonata, Trio, Duet」に続き、ロシアの女性現代音楽家ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ(Galina Ustvolskaya, 1919/6/17 - 2006/12/22)です。楽風等の紹介はそちらで。

ショスタコーヴィチに師事していますが、ショスタコーヴィチ死後に活動を活発化させてから知られる様になったその後期の作品で代表作ですね。とにかく個性的です。

Composition Ⅰ Ⅱ Ⅲ / Galina Ustvolskaya

Composition Ⅰ (1971年) Dona Nobis Pacem
 Piccolo, tuba and piano
ピアノが例によって無調の点描で展開する中、ピッコロとチューバが旋律らしきフレーズを並べます。落ち着いた管楽器に対して炸裂する音塊の強音ピアノ、それがウストヴォーリスカヤですね。

Composition Ⅱ (1973年) Dies Irae
 Eight double-basses, cube(43x43cm) and piano
点描するピアノをベースにしてコントラバス群がシンクロするようにホモフォニーで、またオブリガートのように寄り添います。所々で色合いをつけているが打楽器のキューブの打音です。
やっぱり印象的なのはホモフォニーの一つ一つの強音の塊が一拍子反復で徘徊するところでしょう。すごい迫力です。ボリュームを上げて聴ける環境が必要ですね。

試しにYouTubeで観てみる?


Composition Ⅲ (1975年) Benedictus, Qui Venit
 Four flutes, four bassoons and piano
楽器編成は変わるもののⅠ, Ⅱと同じ三重奏です。よりホモフォニーの単拍子反復が強調され個性が際立ちます。



キーになるのはいつもピアノですね。そしてクラスターな強音塊が一拍子で闊歩するのは他に類型を見ませんね。特に"Composition Ⅱ"はオススメです。
オリジナリティーの強い独自の世界で素晴らしいです



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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