ペトリス・ヴァスクス(Pēteris Vasks) の Symphony No.2, Violin Concerto 'Distant Light' を聴く

前回に続いて旧ソ連,現ラトビアの現代音楽家 ペトリス・ヴァスクス(Pēteris Vasks, 1946/4/16 - )です。楽風等は紹介済みです。

この盤にも代表作のヴァイオリン協奏曲『遠き光』が入っているので、聴き比べにちょうどいいです。もう一曲も交響曲第2番で代表作の一つ、いいカップリングですね。

Symphony No.2, Violin Concerto 'Distant Light' / Pēteris Vasks

Symphony No.2 (1998年)
Tampere Philharmonic Orchestra, John Storgårds [conductor]
 世界初録音だそうです。派手派手しい導入部、すぐ第二主題(第一トリオ?)で静的な音数の少ない叙情パートに移行します。その繰り返しの構成です。後半の山場にクラスター的でやや混沌としたパートが現れたり、激情の中にも研ぎ澄まされた美しさがあるのはヴァスクスの特徴でしょう。
ストルゴーズ指揮,タンペレ・フィルハーモニックの演奏は重厚パートは良いのですが、生真面目な感じがします。もっとキレキレでもいいかも…

Violin Concerto 'Distant Light' - Tālā gaisma (1996/97年)
John Storgårds [violin], Ostrobothnian Chamber Orchestra, Juha Kangas [conductor]
 代表作のヴァイオリン協奏曲『遠き光』。前回アリーナ・ポゴストキーナ(Alina Pogostkina)のvnで聴きましたが、今回は指揮者として著名なヨーン・ストルゴーズ(John Storgårds)です。前回と同じ指揮ユーハ・カンガス(Juha Kangas)というのも興味深いです。
 導入部のグリッサンドは繊細ですが、その後のvnパートは特徴は薄く暖色系の音色は穏やかさを感じますが、音の伸びがやや欠ける感じがして切れ味が弱いです。
オストロボスニア室内管弦楽団の演奏も先鋭的な印象よりも緩やかで、全体として切れ味のある美しさよりも叙情性を強く感じます。その差はかなり大きな違いに思えますね。個人的にはポゴストキーナの盤の方が好みです。(曲自体が素晴らしいので、これしか知らなければOKでしょう)

 ★試しにYouTubeで聴いてみる?
  真打、ギドン・クレーメルです!! 曲を知り尽くしたかの様な間の取り方、切れ味、流石です。でも先鋭さのポゴストキーナも負けていませんね。ルノー・カピュソンもやっていますが、多分好みではないと思います。




静的で陰的な透明感ある美しさから、激情の流れを組み立てるヴァスクスの楽風を交響曲と弦楽のコンチェルトで楽しめます。やっぱりカンチェリを思い出しますね。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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