ウィーン国立歌劇場公演 フンパーディンクの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」をNHKプレミアムシアターで観る

エンゲルベルト・フンパーディンク(Engelbert Humperdinck)と言うと普通はイギリス人の歌手を思い浮かべるでしょうかw
唯一知られる?オペラ「ヘンゼルとグレーテル」、昨年のウィーン国立歌劇場公演ですね。
もちろん原作はグリム童話ですが、一部異なります。母親は義母ではなく、家を追い出されるのではないと言う事で、ストーリー全体を通して暗い部分を明るい展開にしてありますね。
ウィーン国立歌劇場公演 フンパーディンク 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」

演出はエイドリアン・ノーブルで、童話らしくメルヘンで所々にコメディを織り込んでいます。
一部プロジェクションマッピングが使われていますが、もちろん前衛的な解釈など入りません。前奏曲でストーリーとは緒結しない家族のシーンを挟んだくらいでしょうか。よく使われるパターンですが。

舞台・衣装は、正確な時代考証はわかりませんが、それらしい衣装とメルヘンチックな舞台背景です。それがこのオペラのお約束でしょう。

配役では、ヘンゼル役のダニエラ・シンドラムはちょっと歳が行き過ぎの感じ。ズボン役でメゾソプラノが演じますね。聴かせどころはグレーテルなのですが、イレアナ・トンカは何か飛び抜けたソプラノという感じもありません。同じソプラノなら眠りの精/露の精のアニカ・ゲルハルツの方が良いかも。
一番良かったのは役得の魔女ミヒャエラ・シュスターだったでしょう。

音楽は指揮のクリスティアン・ティーレマン。ディナーミクを振り、メリハリの強い演奏です。今やバイロイトに居座る顔役でありウィーン・フィルおよびこのウィーン国立歌劇場でも幅を利かせています。



全体としてはオペラにつきものの死や激情的なものはなく平板です通してメルヘンで、幸せな大団円が待っているを楽しむ作品なのでしょう。魔女だって怖くありませんw
タイトルロールの二人をもっと若手にしても面白かったかもしれません。


<出 演>
 ヘンゼル(兄):ダニエラ・シンドラム [Daniela Sindram]
 グレーテル(妹):イレアナ・トンカ [Ileana Tonca]
 ペーター(ほうき作り):アドリアン・エレート [Adrian Eröd]
 ゲルトルート(その妻):ヤニナ・ベヒレ [Janina Baechle]
 魔女:ミヒャエラ・シュスター [Michaela Schuster]
 眠りの精/露の精:アニカ・ゲルハルツ [Annika Gerhards]

<合 唱>  ウィーン国立歌劇場児童合唱団
<管弦楽>  ウィーン国立歌劇場管弦楽団
<指 揮>  クリスティアン・ティーレマン [Christian Thielemann]

<演 出> エイドリアン・ノーブル [Adrian Noble]


収録:2015年11月22、29日 ウィーン国立歌劇場(オーストリア)


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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