トリスタン・ミュライユ(Tristan Murail)の Le Partage des eaux・Contes cruels・Sillages を聴く

グリゼーを聴くと同じスペクトル楽派のトリスタン・ミュライユ(Tristan Murail, 1947/3/11 - )を、と思うのはいつもの流れですね。グリゼーは52歳で亡くなりましたが、一つ若いミュライユは69歳現役で頑張ってます。
スペクトル楽派については「このblogで言う現代音楽」を参照くださいね。

本アルバムは 代表作のゴンドワナと同じ管弦楽の作品集で、より近年作になります。現代音楽ですから20世紀終盤以降を聴きたいものですよね。

Le Partage des eaux・Contes cruels・Sillages / Tristan Murail

1. Le Partage des eaux (水源の分有, 1995-1996年), pour grand orchestre
 いかにもIRCAMとの時代を思わせる響きの音楽です。"間"の空間に煌めく音を配置するのは創始者ブーレーズを思わせる感、音楽が似ているのではなく、がありますね。そこにはロングトーンにパルスありポリホニーありクラスターあり、そして共鳴と響きです。今の時代の空間音響系の源流を感じる透明感のある美しい曲です。
 試しにYouTubeで聴いてみる?

2. Contes cruels (残酷物語, 2007年), pour deux guitares electriques et orchestre
 Elecギター2人、ヴィーク・ヒーマン(Wiek Hijmans), セス・ジョセル(Seth Josel)をフィーチャーした曲になります。
もちろん曲構成はミュライユらしいロングトーンに音達の組合せです。そこにElecGuitarの音色が絡みます。奏法はハーモニクスや微分音?も入っていますが詳細は不明です。cruelらしい狂気が表現されて面白いです。

3. Sillages (航跡, 1985), pour grand orchestre
 導入部の打楽器群のきらめきの美しさと、それに呼応する単音の響きが特徴的です。もちろん静寂空間と音の出現・響きです。そういう意味では同年生れのS.シャリーノとの共通点も見出せますね。

演奏は、指揮ピエール=アンドレ・ヴァラード(Pierre-André Valade)、BBC響(BBC SO) =1=, オランダ放送フィル(Netherlands Radio PO) =2, 3= になります。

・・・・・

グリゼーの即興的な構成に比べるとミュライユは聴きやすく、空間音響を感じられる楽しみがありますね。このアルバムは管弦楽曲で広がりがあるのでより強く感じます。やっぱり好きですね



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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