イッサーリス Steven Isserlis で聴く Elgar & Walton Cello Concertos

もちろん好きな現代系チェリストはマリオ・ブルネロ(Mario Brunello)とジョヴァンニ・ソッリマ(Giovanni Sollima)ですが、本流系?だとスティーヴン・イッサーリス(Steven Isserlis)も面白いですね。
以前も書きましたが、ウィスペルウェイはライヴで観た時に今ひとつだったのがあって、今だと いい演奏を録音で残しているイッサーリスでしょうか。

英国の作曲家四人の作品を取り上げたイッサーリスのアルバムです。題名のエルガーandウォルトンのチェロというとヨーヨー・マを思い浮かべるかもしれませんが、個人的にはこちらを期待しますね。オケはP.ヤルヴィ指揮、フィルハーモニア管です。

Elgar & Walton Cello Concertos / Steven Isserlis


EDWARD ELGAR (1857-1934):Cello Concerto in E minor Op.85 (1919年)
 エルガーが健康を害した時期に書かれた、英国的叙情性の強い曲ですね。チェロの協奏性よりも楽曲の持つ個性が強く、退屈さを超えられません。それでも最終楽章などでは、それなりにチェロパートを楽しませてくれますが。

GUSTAV HOLST (1874–1934):Invocation - H75 Op.19 No 2 (1911年)
 8'22"の短い曲ですが、これまたチェロの引きたつパートが薄いですね。英国音楽が好きな人向きで、それ以上を感じられません。

WILLIAM WALTON (1902–1983):Cello Concerto (1956年)
 機能和声の楽曲ですが、20世紀中盤の調性の自由度を生かした美しい楽曲です。チェロもそれに合う主題を三つの楽章で展開されていますね。
ただ、その音色が録音の問題もあるのでしょうか、前に出てきません。切れ味と伸びのある音色で聴かせてもらいたい処ですね。演奏は決して悪くなく、もどかしさを感じます。

IMOGEN HOLST (1907–1984):The Fall of the Leaf (solo cello, 1963年)
 グスターヴ・ホルストを父に持つイモージェン・クレア・ホルスト(Imogen Claire Holst)のチェロ・ソロ曲ですね。
5parts構成でチェロを楽しめる様に組まれています。曲風は機能和声ですが、そこはソロ曲ですから自由度は大きいですね。ここでも今ひとつの切れ味です。美しいのですが、ドキッとする様な展開やキレが感じられません。
ただ、この曲はコンサートで一度聴いてみたいと思いました。

・・・・・

残念ながらエルガーとグスターヴ・ホルストは古い英国曲で、興味の範疇に入りません。ウォルトンとイモージェン・ホルストの二曲は楽しめますね。
英フィルハーモニア管とパーヴォは、全曲(solo曲を除く)で風景感の彫り深く情感を見事に作っています。後半二曲でのイッサーリスは悪くないのですが、なぜか音色が前に出てこないのが残念。これでしばらくイッサーリスも圏外かもw



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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