メイソン・ベイツ Mason Bates の Mothership を聴く

米現代音楽家メイソン・ベイツ(Mason Bates, 1977/1/23 - )はUCバークレー校で作曲の博士号を取り、DJやテクノアーティストを経て電子音楽の交響曲で知られるようになりましたね。シカゴ響のComposer-in-Residenceも務めました。

Mothershipはベイツらしいジャズ(フュージョン)や電子音楽も包括したオーケストレーションな
アルバムですね。もちろん前衛系現代音楽ではありません。フィルムミュージック的な広がりのあるポップでポピュラーな聴きやすいサウンドです。

Mothership / Mason Bates


01. Mothership (2010年)
 ミニマルとフュージョンを合成したようなドライブ感のある楽風はベイツらしさでしょう。フェンダーRhodesの音色や古筝が特徴的です。
 ★試しにYouTubeで観てみる?
  指揮はなんとM.T.トーマス。電子音・ノイズ処理も見られます。この演奏の方がいいかも!!?
  (ちなみにRhodesと古筝は不採用でピアノとチェロになります)


02. Sea-Blue Circuitry (2010年)
 楽風は同じですが、電子音楽をあまり感じないで聴けますね。大自然や宇宙のBGMとして使われたらピッタリといった感じでしょうか。
03. Attack Decay Sustain Release (2013年)
 管楽器の音色が美しく響く楽曲で、スケール感が大きいですね。
04. Rusty Air in Carolina (2006年)
 この曲は多少の不協和音を含むサウンドが展開されます。奏法もグリッサンドや電子ノイズを使うなど、やや前衛系のアプローチが散見できますね。途中でジャジーなサウンドや電子音楽も展開され、後半には昔で言うテープ処理(電子処理)で鳥の声も入ります。もちろん全体を通した楽風は変わりませんが一番興味深いです。
05. Desert Transport (2010年)
 ドライブ感のある心地よい管弦楽曲です。やや東洋和声やを感じるサウンドや民族音楽の展開もしてもいますね。その辺りも今の潮流でしょう。

演奏はGil Rose指揮、Boston Modern Orchestra Projectになります。

・・・・・
米現代音楽の潮流の一つ、ポップでフィルムミュージック的な管弦楽曲で、米国オケが委嘱しそうな曲です。基本スタンスはどれも同じ様な曲に聴こえてしまいますが…
このブログで言う前衛現代音楽とは違い 心地よい音楽ですが、今の時代の流れを現代音楽とするなら米国の今を見ている事になりますね。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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