コンスタンティア・グルズィ Konstantia Gourzi の Conjunctions-Synapsies を聴く

コンスタンティア・グルズィ(Konstantia Gourzi, 1962/3/31 - ) はギリシャの現代音楽家で指揮者です。音楽としては民族音楽と民族楽器を使う事が特徴でしょう。また劇やダンス、パフォーマンスとのコラボも進めてインスタレーション系の方向性もあるのかもしれません。
個人的には現代音楽の指揮者としての印象がありますね。

Conjunctions - Synápsies / Konstantia Gourzi


01-03. Ieratiki Poíisi (Poems By Monks) Op.34 (2007 rev.2009年) for string quartet, Byzantine psalmist, ney and piano
歌はイスラミック(中近東?)な和声です。弦楽四重奏、ビザンチン様式の竪琴Byzantine psalmistと竹を使った笛neyは、現代音楽感の強いグリッサンドやロングボウ、反復の展開です。散文詩風歌詞は英訳を見ると"終わりなき道"みたいな気配ですね。西洋現代音楽とイスラムのコラボですが、その辺の凌ぎ合いがもっと感じられたら面白そう。

04. Flammenarie Op 44 (2009年) Trio for Byzantine psalmist, tarhu and piano
民族楽器のピアノ三重奏曲で、20世紀後半オーストラリア人Peter Biffinの作った弦楽器tarhu(膝に乗せて立て、弓で弾く)が登場します。そのtarhuが奏でる音色はやはり中近東的です。そしてカノン風に静的で響きを生かしていますね。ここでもvoiceが中近東和声で入りますが歌詞が付いていません。
背景音を聴くと なんらかの電子処理が行われていると思います。

05. Süd Wind - Eine Erzählung 1 Op.43 (2009年) for ney solo
竹笛neyのソロ曲ですが、ブレス・トーンのフルートソロの現代音楽と言われてもわかりません。旋律は存在していますが、中近東気配です。

06. Sappho Lied - Homage à Kurtág Op.12 (1995 rev.2009年) Duo for Byzantine psalmist and piano
voice入りで語りも入ります。和声は中近東で楽器は時折しか入りません。歌詞は夜の歌ですね。静的で、この前後の曲Süd Wind - Eine Erzählungとのマッチングの気がします。

07. Süd Wind - Eine Erzählung 2 Op.43 (2009年) for ney solo
Eine Erzählung 1 と同様の展開で、ここまでの三曲は2〜3分の小曲ですね。

08. Verbindungen Op.32 (2007 rev.2009年) Trio for Byzantine psalmist, tarhu and piano
上記三曲と同じ展開で、voiceが入るのでSappho Liedに類似です。歌詞は単語の散文詩で英訳でも???です。(音楽との関連が感じられません)

09-14. Kastalía Op.35 (2008 rev.2009年) for string quartet and saz
トルコ・バルカンの弦楽器saz(ネックの長いマンドリンの様な)を主役にしたSaz Quintetです。和声は中近東風で、Sazが単調な旋律を奏で反復・変奏を主としたり、全体が西洋和声になったり、打楽器風の特殊奏法だったり の5.partの曲です。ここで初めてパートでの和声の切替え等で少しだけ面白さが感じられましたね。

・・・・・
民族楽器や和声が用いられているだけで、現代音楽的手法に目新しい視線は感じられませんし、voiceは同じような単調さ。惹かれるものがありませんでした。"今"はどう変化しているか…ですね。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kokotonPAPA

Author:kokotonPAPA


ものずき、おっさん じいさん、わがままきまま、すきほうだい、しななきゃなおらない.

 kokotonPAPAのブログ  ホームページtop  メールtop



1.このblogで言う現代音楽
2.マーラー交響曲第5番 160CD
 (名盤・珍盤 聴き比べ)

カテゴリ
個人的お奨め度*
★   こんなもん?
★★  悪くないね
★★★ 最高です!
☆   +0.5
お友達ブログ
kokotonPAPAカウンター
unique-access