マーンコプフ Claus-Steffen Mahnkopf の Hommage a Gyorgy Kurtag を聴く

さて久しぶりのマーンコプフですね。ポスト・ファーニホウとしてクラウス・フーバーにも師事したクラウス・シュテファン・マーンコプフ(Claus-Steffen Mahnkopf、1962/10/22 - ) はフライブルク楽派を代表する独現代音楽家の一人ですね。最近は今ひとつ盛り上がりのない「新しい複雑性(New Complexity)」です。
まぁ、ポスト・ファーニホウというとヒュープラー(Klaus Karl Hübler)の方が好みではありますが…

前回クラウス・フーバーを聴いたので、これを持っている事を思い出しました。ハンガリーの現代音楽家ジョルジュ・クルターグ(György Kurtág, 1926/2/19 - )へのオマージュ作品ですね。クルターグはダルムシュタットではクラウス・フーバーと並ぶビッグネイムです。クルターグも近いうちに紹介しないと…

Hommage à Győrgy Kurtág / Claus-Steffen Mahnkopf

Hommage a Gyorgy Kurtag (2001年) for guitar and chamber orchestra
 強烈なトゥッティで入って直ぐに現れる長い静止音。ここで全てを表しているのかもしれません、それほど特徴的です。それを引きずった様な1時間を超える大作です。
ギター(生)の微妙な微分音?、楽譜に現れる細かい変拍子やppppの静音。支配する音数の少ない静音世界の中に、突如としての現れる衝撃的強音。基本は静的シンプルさです。
曲の構想については"... that would be both melodic and harmonic, modest and unspectacular." とあります。その通りでしょうね。unspectacularにこだわったのが支配する静音+強音なのか、ライナーノートにも綴られた自身も認める"complexist"なのか真意は読み取れませんでしたが。
指揮は現代音楽家としても好きなヨハネス・カリツケ(Johannes Kalitzke)ですね。

Kurtag-Duo (2000年) for two guitars
 2002年のダルムシュタットで初演されています。上記 Hommage a Gyorgy Kurtag のギターを抜き出した様なギターデュオ曲で、チューニング時の1/4音ズレ みたいな音が印象的です。その音のズレから繋がる静音アルペジオは不協和音なのかより細かい微分音なのか。そして突如の強音。
基本構成は同じですね。こちらは14分半ほどなので、楽曲としては抽出版(or 元版?)の様な色合いでしょう。
 ★試しにYouTubeで聴いてみる?
  スコア付きです。楽譜を見ると複雑性の一端を垣間見れますね。


・・・・・
新しい複雑性(New Complexity)を標榜するマーンコプフとしては、楽譜はともかくとして平坦性が強く感じられる楽曲です。奥行きの深さが感じられて嫌いじゃありません。
一元的な方向性で論じられなくなって来たのでしょう、良い事ですね。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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