2015年スカラ座 in ミラノ マルペンサ空港 歌劇「愛の妙薬」を NHKプレミアムシアターで観る

注目の空港オペラ、ガエターノ・ドニゼッティ(Gaetano Donizetti, 1797/11/29 - 1848/4/8) の「愛の妙薬 L'elisir d'amore」ですね。ドニゼッティの喜劇の代表作で今回個人的注目はグリゴーロ、情熱的で大好きなテノールです。^^v
それにしても空港でオペラのコンサートとは面白いですよね。SNSでも同時上映されたようです。
Lelisir_damore-TeatroAllaScala-2015.jpg

演出はとにかく空港で行っている事ですね。当然舞台は無く、オーケストラピットもありません。空港利用者もオーディエンスですね。
スタートはレストラン。主役のネモリーノは給仕係、アディーナは女主人です。軍曹ベルコーレはパイロットに扮します。本来軍曹役の歌詞との乖離は気になりますが…
劇団員も空港スタッフとお客さんに扮します。ドゥルカマーラだけは、そのままイカサマ薬師ですがw
そして放送プレゼンターが劇間に割り込んで配役になりきった各役者たちと会話するのも、この演出ならでは?!

舞台・衣装はもちろん田舎町から空港になります。衣装は空港スタッフやパイロット、今の時代です。それが第二幕冒頭の結婚式は打って変わってファンタジィ風というのも面白いです。
ちなみにスカラ座舞台上演では全編 このファンタジー風衣装でした。(YouTubeでそのダイジェストがみられます)

配役ではネモリーノ役のヴィットリオ・グリゴーロが最高ですね。アディーナ(エレオノーラ・ブラット)ソプラノも声は素晴らしいのですが、太り過ぎw いつもの事ですが太った主役は見ておかしいです。愛の妙薬を喜劇たらしめている影の主役ドゥルカマーラ(ミケーレ・ペルトゥージ)は、演技も声もまさにピッタリです。ベルコーレ(マッティア・オリヴィエーリ)もスマートで適役ですね。
白眉は、愛のために死を選ぶ グリゴーロのアリア『人知れぬ涙』、素晴らしいです。

演奏では個人的にはマーラーでおなじみの指揮者ファビオ・ルイージ。印象が薄いのですが、前奏曲を聴く感じでは端正ですね。流れの中でも同様でクールでスマートです。

・・・・・
全体 としては、主役二人の声と演技の素晴らしさ。演出は別として このオペラの一つの真髄、喜劇じゃない"愛に生きる"部分、が楽しめますね。特にグリゴーロはぴったりのはまり役です。
カメラワークが映画版のオペラ風になりますね。舞台ではないのでカメラワークは自由度が大きいです。それが寂しい感じもしますが。


<出 演>
 ネモリーノ (アディーナに恋する若者):ヴィットリオ・グリゴーロ Vittorio Grigolo
 アディーナ (金持ちの農夫の娘):エレオノーラ・ブラット Eleonora Buratto
 ベルコーレ (村の守備隊の軍曹):マッティア・オリヴィエーリ Mattia Olivieri
 ドゥルカマーラ (いかさま薬売り):ミケーレ・ペルトゥージ Michele Pertusi
 ジャンネッタ (村娘・アディーナの友達):ビアンカ・トニョッキ Bianca Tognocchi

<合 唱> ミラノ・スカラ座合唱団
<管弦楽> ミラノ・スカラ座管弦楽団
<指 揮> ファビオ・ルイージ Fabio Luisi
<演 出> グリシャ・アサガロフ Grischa Asagaroff


収録:2015年9月17日 ミラノ マルペンサ空港(イタリア)




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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