ジャチント・シェルシ Giacinto Scelsi の Preludi, Serie I-IV を聴く

何回も紹介済みの現代音楽の有名どころ、ジャチント・シェルシ(Giacinto Scelsi, 1905/1/8 - 1988/8/9) です。初期は十二音技法からセリエル全盛期、後半は前衛の衰退期という古い時代の現代音楽家だった訳ですが、グリゼーやミュライユのスペクトル楽派の元になった事や共同制作者トサッティの事でも知られますね。(これらの件、Wikipedia他での海外での取り上げられ方はかなり異なる様ですが…)

Preludi, Serie I-IVの作曲年代は I が1947年に発行されていますが、それ以外は1950年台とあります。デ・サンティスにより楽譜が発行された古い十二音技法時代の問題の初期作品です。(購入後ライナーノートで知りました。初めからわかっていたら購入しなかったかもしれません)
1960年代以前の現代音楽は最近あまり聴かないのですが、どうでしょう。

Preludi, Serie I-IV / Giacinto Scelsi

即興的、機能和声に近い組立て、静音構成、攻撃的構成、等々の表情変化はありますが全体として音列配置的ピアノソロが詰まっています。新ウィーン楽派の音よりは自由度があり、機能和声に近い旋律が存在しますが、何れにしても聴いていて厳しいものがありますね。後年の倍音の響きにつながるものはわかりません。あるとしても専門家の先生方々に任せた方がいいでしょう。

実は47曲(47には48,49が付いてます played with no interruption. とありますね) 全てに個別コメントがあります。例えば1曲めのMartellatoには、Fシャープのフラグメントを暴力的に反復、などと。全部そのまんまです。それを書いてもしょうがないでしょうし、Serie I〜IVまでを個別に見ても仕方ないでしょうね。

・・・・・
活躍した晩年1970年代とは違う古い現代音楽ピアノ曲"プレリュード"集です。年代からいってセリエル以前でしょう。いずれ自由度のない世界の音楽ですね。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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