ヤルヴィ Paavo Jarvi で聴く チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」

来週 4/24(日) の山田和樹/読響のコンサートを前にチャイコの「悲愴」を聴いておきましょう。以前も書きましたが、後期交響曲3曲はムラヴィンスキー(1960年DG盤)が頭の中に住んでいますw

Tchaikovsky Symphony No.6 "Pathétique" / P. Järvi, Cincinnati SO

この曲はボリュームを上げて聴かないとわかりませんね。Paavo Järviは お父さんほど情熱的に振らない事は予想されますよね。ましてやチェリビダッケやストコフスキー、バーンスタインを予想する事はあり得ません。さてさて。

第一楽章はスローな第一主題序奏から木管と弦の変奏へテンポを上げますが、どこか冷静さを感じますね。第二主題でも似た様な感じで、殊更の情熱や美しさを避けています。しかし一気に変化する展開部では激しさと切れ味を見せ、再現部では見通しの良い展開をします。
第二楽章はワルツなのですが、やや早めに感じます。それなのにステップを踏む様なと言うよりも優美さですね。
第三楽章、スケルツォからクレシェンド的に行進曲になる個性的な楽章で、展開的には盛上がるわけですが、前半はかなり抑えめ緩めのスタートで??的です。しかし一転後半は轟く様な激しさを見せますね。表情は薄いですが切れ味と迫力です。
最終楽章。この交響曲の特徴は各楽章の変化と、最終楽章の緩徐からの情熱の完成度にあるはずですね。ヤルヴィは、ここで初めて抑えられた情熱を感じるアゴーギクで進みます。ディナーミクと情感厚い第四楽章です。なるほど、そう来たか的なw

・・・・・
全体としては、迸る情熱や感情よりもシャープさの「悲愴」です。ただ最終楽章エモーショナルさに焦点を当てた様な展開は計算されているでしょう。そこも含めてクールと言えばピッタリ来るでしょうか。個人的には最終楽章をもう少し抑えめにして、他の楽章を表情豊かにして欲しいですが。
処々で響きがシックリ来ないのはシンシナティ響が今ひとつなのかなぁ…


P.S.:カップリングされている「ロミオとジュリエット序曲」も出し入れは強いですが、表情や情感は薄いですね。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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