アンナ・ヴィニツカヤ Vinnitskaya で聴く ショスタコーヴィチ Shostakovich ピアノ協奏曲 Piano Concertos

ヴィニツカヤ(Anna Vinnitskaya, b.1983) のピアノは、以前ラヴェルで聴いています。
ラヴェルとしてはディナーミク強めの表現主義的なpfのイメージでしたね。さてショスタコーヴィチはどうでしょう?
まとめ買いして持っていたのですが、先日αレーベルのコパチンスカヤが面白かったので同じalpha-label のこれを聴いてみようと思ったわけです。
購入理由の一つは、クレメラータ・バルティカ(Kremerata Baltica)がバックに控えているからですね。

Shostakovich Piano Concertos / Anna Vinnitskaya

このアルバムのメインは、ショスタコーヴィチ(Dmitrii Dmitrievich Shostakovich, 1906/9/25 - 1975/8/9)の2つしかないピアノ協奏曲でしょうね。

Piano Concerto No. 1 in C Minor, Op. 35 (1933年)
 ピアノと、トランペットと弦5部の協奏曲で、作曲年は交響曲で言うと2番と3番の間ですね。本録音ではヴィニツカヤの弾き振りになります。第一楽章などはその時代らしい民族音楽風であり微妙な調性で、聴いて直ぐにショスタコーヴィチとわかりますね。二楽章は美しい緩徐であり、四楽章は再びショスタコTIMBREです。
pfは技巧的であり硬質な音色を響かせ、各楽章間の個性を明確にする解釈、まとまっています。ですが、全体としては少々没個性的に感じてしまいますね。個人的にはもう少し尖った方が好みです。pfももっと弾けるとか…
主席奏者程度で出番の薄いトランペットはトビアス・ヴィルナー Tobias Willner (principal trumpet of Staatskapelle Dresden)です。

Piano Concerto No. 2 in F Major, Op. 102 (1957年)
 交響曲第11番と同じ年の作品です。ここでも引用・パロディというショスタコらしさが展開されます。ヴェルバー Omer Meir Wellber の指揮はアゴーギクをうまく振り、スピード感や叙情を表現してショスタコーヴィチらしさを見せますね。pfは悪くはありませんが、特に惹かれるものが感じられません。この曲に必要な技巧は見せてくれるのですが、情熱でもなく淡々でもなく、平坦な感じです。曲解釈としてはスマートな表情の豊かさが好きですね。
管楽パートは Staatskapelle Dresden の管楽器が入ります。

Concertino for Two Pianos in A Minor, Op. 94 (1953年)
 ちょっと展覧会の絵を思わせる様な曲でもありますが、特に印象に残る演奏ではありませんね。弾き方によってはとても楽しそうな曲です。ピアノ連弾pf2には イヴァン・ルーディン Ivan Rudin が入ります。(次も同じ)

Tarantella for Two Pianos
 1分20秒の小曲です。楽しい曲でpfもリズミカルに跳ねていて、これが一番です!!
・・・・・
ヴィニツカヤのショスタコーヴィチに対する思い入れはピアノを始めた頃から強かったそうで、第一番では弾き振りも見せてくれます。
他のピアニストとのCD比較はしませんが、ヴィニツカヤのピアノに特に楽しみを感じる処を見つけられませんでした。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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