ツィンマーマン B.A.Zimmermann の CONCERTOS を聴く

昨日に続いてのベルント・アロイス・ツィンマーマン(Bernd Alois Zimmermann, 1918/3/20 - 1970/8/10) です。と言う事で、紹介は飛ばします。^^;
協奏曲集で、一曲だけダブっていますね。

CONCERTOS / B.A.Zimmermann

初期から中期の作品が集められています。演奏はミヒャエル・ギーレン(Michael Gielen)指揮、南西ドイツ放送交響楽団(SWF Sinfonieorchester Baden-Baden) という現代音楽演奏としては申し分のないセットですね。

1. Canto di Speranza (1953/57年)
 チェロはハインリヒ・シフ(Heinrich Schiff)です。昨日紹介したアルバムのタイトル曲ですね。こちらの方が出し入れが強くオケの振りも大きいですね。指揮のギーレンとホリガーの違いでしょう。vcもトーマス・デメンガ(Thomas Demenga)に比べて、シフは朗々と鳴らして来ます。
vcは、こちらの方が好みですね。

2. Concerto for Cello and Orchestra (1966年) en forme de "pas de trois"
 二つ目のチェロコンチェルトでvcは同じくシフになりますね。この作品は問題となった「ユビュ王晩餐の音楽」「兵士たち」のすぐ後に作られています。楽風の変化が明確で、やや音数が減りグリッサンドやトリルを強めに入れて来たり、楽章間でのディナーミクの変化を引き立たせたりしています。バルトークやストラヴィンスキーの色合いは減って、ジャズ風味や奇妙な和声、鍵盤楽器では特殊奏法らしい音色も感じますが、楽風の基本は変わりません。技巧的で無調をベースにした旋律を有する楽曲ですね。

3. Concerto For Oboe And Small Orchestra (1952年)
 ハインツ・ホリガー(Heinz Holliger)のクールなobが聴き処の楽曲です。第一楽章はストラヴィンスキーへのオマージュとされています。機能和声と無調の折衷の様な管弦楽を背景に不思議な和声を感じるobが錯綜します。そう言う意味ではツィンマーマンらしさが強く出ている楽曲でしょう。ホリガー自身が指揮をしたら、オケはもう少しディナーミクを押さえて陰影を強めるかもしれませんね。

4. Concerto For Trumpet And Orchestra (1954年)《Nobody Knows The Trouble I've Seen》
 Miles Davisのミュートtpを思わせる様な入りです。「誰も知らない私の悩み Nobody Knows the Trouble I've Seen」の引用、またジャズイディオムとあり、確かにジャズ系サウンドを取り入れた米現代音楽の管弦楽曲様相ではあります。その分ツィンマーマンらしさは薄い気がしてしまいますね。
トランペットはホーカン・ハーデンベルガー(Håkan Hardenberger)です。
 ★試しにYouTubeで観てみる?

無調ですが旋律はあり、実験的前衛ではありません。いずれも今の時代ならコンサートで聴いても大丈夫だと思いますが、いかがでしょう。そう言った内容です。各楽器のテクニックと現代曲コンチェルトとして聴いて楽しめますね。
えっ、ダメですか?!

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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