Sprechgesänge [Speech Songs] シュプレッヒゲザング を ジョナサン・ハーベイ 他 で聴く

現代音楽のCDを適当に漁る?には、そう言ったお店が多い東京はやっぱり良い所です。

現代音楽の棚をつらつらと見て興味を惹かれたものをコストと相談して買う訳ですが、こういうのは速攻で買いですw

タイトルがシュプレッヒゲザングとあって、この顔ぶれですからね。
現代音楽の歌唱法を代表するSprechgesänge と このBlogでは紹介済みの現代音楽家揃いでレーベルはWergo、そして未開封品が中古扱い激安価格、買わない理由が見つかりません。即お買い上げです。

こんな事やってるから聴いていないCDがたまる訳ですけど。ヾ^^;


Jonathan Harvey / Sprechgesang (2007年), for oboe/cor anglais and chamber ensemble of 13 players
英現代音楽家ジョナサン・ハーヴェイ(Jonathan Harvey, 1939/5/3 - 2012/12/4) を今まで紹介していないとは自分で驚きでした。新ウィーン楽派からシュトックハウゼン、米国でなんとミルトン・バビットに影響を受けた後ブーレーズに招かれてIRCAMでの活動があります。
オーボエをフィーチャーしたアンサンブルで、特殊奏法が主役でややノイズ系です。リズム感があり、この時代ですからバビットのイメージは全くなくシャリーノのグリッサンドに近い感じです。良い感じですね。

Beat Furrer / Recitativo (2004年), for voice and ensemble
ベアト・フラー(Beat Furrer, 1954/12/6 - ) はオーストリア人現代音楽家・指揮者で、反復と特殊技法から調性回帰?の試行を経て空間音楽へと変化しています。ラッヘンマン直系の今の時代のエクスペリメンタリズムを代表する現代音楽家の一人でしょう。
sopは殆ど語り口調ですね。そこにアンサンブルが特殊奏法で絡みます。各楽器はラッヘンマン風で、しゃしゃり出ると言うよりもクラスターを避けたポリフォニー風です。sopも時折"音"を発しながら対応します。静的な中に音を配する、といった感じで 聴きなれた気配の安心感があります。
 ★試しにYouTubeで聴いてみる?

Georges Aperghis / Babil (1996年), for clarinet 15 instruments
クセナキスに師事したジョルジュ・アペルギス(Georges Aperghis, 1945/12/23 - ) はフランス在住のギリシャ人音楽家。エクスペリメンタリズム的演劇音楽を試行し、Recitations という声楽だけのアルバムを以前紹介しています。
ここでもクラリネットの特殊奏法を主役としたアンサンブルになります。対位法的な流れでパルス感が強く上記二曲とは印象が異なります。パルス特有の"間=静"と同期する音の組合せの緊張感が特徴的です。

Unsuk Chin / Cantatrix Sopranica[Soprano Singer] (2005年), for two sopranos, countertenor and ensemble
ベルリン在住の韓国人現代音楽家チン・ウンスク(陳銀淑, 1961/7/14 - ) はリゲティに師事しています。
三人のvocalのヴォーカリーズをフィーチャーした室内楽です。無調ですが旋律らしき流れは存在し、時に三度五度も現れますから聴き易い感じでしょう。その分 中途半端さを拭えませんが。

目新しさでもなく、空間音響系でもないのですが、特殊奏法を主体とした室内楽系の前衛音楽は一つの流れだと再確認させてくれる楽しさがありますね。ただシュプレッヒゲザングとあるわりには、そこへの焦点は薄いのがちょっと残念かな。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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