コパチンスカヤ | サイ, Kopatchinskaja | Say を聴く

この処でコパチンスカヤを二枚ほど聴いたわけですが、再度聴くべくこれを購入してみました。メイン・ターゲットはクロイツェル・ソナタになりますね。聴き覚えの強い曲ほど個性と良さ(好み)はわかります。まずは聴いてみましょう。

コパンチンスカヤ(Patricia Kopatchinskaja)のvnに、サイ(Fazıl Say)のpf のセットですね。

□ Ludwig van Beethoven / Violin Sonata No. 9, Op.47 “Kreutzer” (1803年)
近年のコンサートでは樫本大進の良さと、イブラギモヴァでの残念さが記憶にありますね。
切れ味とディナーミクの強いコパチンスカヤに力強いサイで、出し入れの強さがこの曲にマッチしてはいますね。でも思いの外vnの音色は繊細さが同居しています。太くて暖色系の音色でドライヴする方がこの曲は好みで、樫本大進の生はそんな印象でした。コパチンスカヤはシャープで冷徹な音色を感じます。第三楽章で欲しい豪快さが少々弱く感じました。
荒々しさも見せるクロイツェルですが、重厚さと言うよりも繊細さと切れ味ですね。

□ Maurice Ravel / Violin Sonata (1927年)
クロイツェルを聴いた印象では、この曲の方が合うと思いましたね。音色的には将に幽玄な印象派的なイメージにぴったりです。ただ、サイのpfの微妙な揺さぶりが気になります。そこがこの曲のポイントかもしれませんが…
コンサート受けの第三楽章超絶パートは見事ですが、それ以外は殊更の事は感じられません。

□ Béla Bartók / Romanian Folk Dances (1915年, transcribed by Zoltán Székely)
いきなりの太い音色で入ったので驚きました。民族音楽イメージの強いこの曲を多彩な音色と豊かな表情で演奏しています。この曲が一番楽しませてくれますね。

□ Fazıl Say / Violin Sonata, Op.7 (1996年)
現代音楽家としては個人的印象の薄いファジル・サイ(Fazıl Say, 1970/1/14 - ) です。
全音音階フランス印象派の様な楽曲や何処か民族音楽を感じたり、単に超絶技巧で走ったりと掴みどころの無い五楽章です。曲と同じく演奏も情感であったりキレキレだったりと同様に感じられます。

2007年録音と今から9年前になりますが、印象は残りません。もっと突飛な世界観なのかと思いましたが、これを聴く限りでは興味はそそられません。
前回聴いた 2012年の「Bartók / Eötvös / Ligeti のヴァイオリン協奏曲集」の方が面白かったかもしれませんね。普通は若い時ほど尖っている気がするのですが…不思議です。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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