ボーズヴィーク Øystein Baadsvik のチューバで聴く Prelude, Fnugg & Riffs


ノルウェーのチューバ奏者、ヴィルトゥオーゾのオイスタイン・ボーズヴィーク(Oystein Baadsvik) をフューチャーしたアルバムです。
現代音楽は管楽器のコンチェルトが実に合いますね。今回のアルバムの指揮者、リンドベルイ(Christian Lindberg)もトロンボーンのヴィルトゥオーゾにして現代音楽作曲家、大ファンです。^^v

リンドベルイはトロンボーニスト、楽曲、指揮の他 来日公演でも紹介しています。もちろんボーズヴィークもカレヴィ・アホ(Kalevi Aho)のチューバ協奏曲で以前紹介していますね。
http:// カレヴィ・アホ / チューバ協奏曲

でも、このアルバムに関して言うとちょっと期待外れかもしれません。(汗)

Prelude, Fugue and Riffs (1949年) / Leonard Bernstein for solo clarinet and jazz ensemble
コープランドの影響が強い ウッディー・ハーマンのバンドに書かれたバーンスタインのクラリネット協奏曲で、後にベニー・グッドマンに献呈されているそうです。このアルバムでのクラリネットはAnita Bohlinになります。もちろんジャジーでジャイブな楽しい楽曲ですが、それ以上でもありませんね。

Fnugg Blue (2003年) / Oystein Baadsvik, Svein Henrik Giske for tuba and wind orchestra
ボーズヴィークの本人の曲で、チューバ奏法 "Lip Beat" を駆使したソロ曲をスヴェイン・ヘンリク・ギスケ(Svein Henrik Giske)の協力の元 協奏曲にされました。
震える様なvoiceの様なチューバの特殊奏法からは中近東の和声の様な音が流れます。前半はそんなソロ、中盤以降は協奏曲となりますが楽しいリズムと旋律 そしてチューバは特殊奏法は健在です。シンセサイザーも使われている様ですが、聴き分けられません。手拍子を打ちたくなる様な お祭り気分の楽曲ですね。このアルバム随一(唯一?)の楽しさです。
 ★試しにYouTubeで観てみる?
  特殊奏法も楽しく、実際に手拍子が沸きます! ライヴ向きで楽しさいっぱい!!


Tuba Concerto (1996年) / Boris Diev for tuba and wind orchestra
ロシアの作曲家ボリス・ディエフによりボーズヴィークに献呈された曲です。不協和音的で調性は薄いですが、パルスでもポリフォニーでもないので聴き易いです。主題らしき旋律も存在してチューバを元に変奏やフーガ的に展開されます。コーダからフィニッシュは機能和声回帰で、どうも良くわからない楽曲です。

A Quick Blast (2000年) / Mark Anthony Turnage, arr. Anders Hogstedt for wind, brass and percussion
イギリスの現代音楽家マーク・アンソニー・タネジがBBC SOの委託により作った"Etudes and Elegies"の一楽章だそうです。小刻みな音が管楽器により刻まれますが、基本的に調性音楽の範疇の感が強いポリフォニーです。実際には無調でしょうが、全体的にフラットで個人的には面白さが伝わりませんでしたね。

Trolltuba / Fredrik Hogberg for tuba and wind orchestra
スウェーデンの現代音楽家フレドリク・ホーグベリ(Fredrik Hogberg)がノルウェーの童話"Three Billy Goats Gruff"を元に書いた曲です。
童話らしい明るくコメディな気配も入る楽曲で、全篇童話の語りが入ります。デズニーのサウンドトラックみたいと言ったらわかってもらえるかもしれません。

Metallephonic Remix / Daniel Nelson, arr. Anders Hogstedt for tuba and wind ensemble
スウェーデン在住のダニエル・ネルソン(Daniel Nelson)がボーズヴィークの為に書き、初演された作品です。これも調性音楽で曲調の変化が大きい小曲を7つ並べています。一言でいうなら映画音楽ですね。それで?!、って言う感じです。

演奏は、Christian Lindberg指揮 Swedish Wind Ensemble になります。

ボーズヴィークの超絶テクが出るわけでもなく、中途半端感満載な楽曲並びに感じます。何を意図してこのアルバムを作ったのかよくわかりません… 自分の感性不足を感じますねぇ。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kokotonPAPA

Author:kokotonPAPA


ものずき、おっさん じいさん、わがままきまま、すきほうだい、しななきゃなおらない.

 kokotonPAPAのブログ  ホームページtop  メールtop



1.このblogで言う現代音楽
2.マーラー交響曲第5番 160CD
 (名盤・珍盤 聴き比べ)

カテゴリ
個人的お奨め度*
★   こんなもん?
★★  悪くないね
★★★ 最高です!
☆   +0.5
お友達ブログ
kokotonPAPAカウンター
unique-access