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ヴァレンティン・シルヴェストロフ の Silent Songs を聴く


ウクライナの現代音楽家のヴァレンティン・シルヴェストロフ(Valentin Silvestrov, 1937/9/30 - ) は旧ソビエトの印象が強いですね。個人的には作風が中途半端なイメージがつきまといます。

作風の変化が大きく、前衛から調性感や情感の強い楽風に変化しているのが特徴でしょう。このアルバムを出すとちょっと極端かもしれませんが、まずはこの歌曲集を。前衛からの脱却後です。

キーツ、プーシキン、シェフチェンコ、ら古典の24の詩(曲)を四部にした "Silent Songs" は バリトンとピアノのシンプルな楽曲です。もう一曲このアルバムには入っています。

Silent Songs 静寂の歌 (1974-1975年)
なんともインプレのしずらい内容ですね。タイトル通り静的なごく普通のピアノ伴奏バリトン歌曲集としか聴こえません。不協和音もなければシュプレッヒゲサングでもありません。全篇平坦で暗く美しい楽曲で似ています。
英対訳歌詞付きで、確かに自由や希望の話はありますが特別な事はありません。旧ソ連の弾圧で1974年にソ連作曲家同盟から除名された時期の作品で、あの時代のウクライナや反体制に生きた人でないと曲の持つ意義がわからないかもしれません。
なぜこれらの詩にこの類似したメロディーなのか。残念ながら宗教曲と同じくらい真意を掴めない気がします。(そんな事が必要かは別にして…)
 試しにYouTubeで聴いてみる?
  Shevchenkoの詩によるFarewell, o world, o earthで、5'ほどの曲です。


その意義を鑒みなければ、どこかのお店でBGMに静かに流すと良いのではないかといった風です。ECMレーベルから良く出ているのがわかります。そういう曲が欲しい人にはうってつけ。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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