イザベル・ファウストで聴く バルトークのヴァイオリン協奏曲第二番

ベーラ・バルトーク(Bartók Béla, 1881/3/25 - 1945/9/26)はハンガリーの音楽家で後年アメリカに移住しています。

初期の現代音楽家にして、調性音楽との境目くらいの印象でしょう。現代音楽嫌いの人もOKとかで、メリハリの強い楽曲はコンサートでも良く使われていますね。
まぁビッグネイム過ぎるのでこれ以上の説明は意味ありませんね。^^ゞ

昨日コパチンスカヤ/エトヴェシュのアルバムで第二番を聴いた時に、ファウスト(Isabelle Faust)の弾くバルトークのヴァイオリン協奏曲集があったのを思い出しました。
指揮ダニエル・ハーディング(Daniel Harding)、スウェーデン放送響(Swedish Radio SO)になります。

ヴァイオリン協奏曲第1番 Sz(Op.)36 (1908年)
この時代としては微妙な和声でしょう。第一楽章では「青ひげ公の城」を思わせる感じの浮遊感が漂います。第二楽章は民族音楽の流れが明確で、後年の強音パートと弱音パートのメリハリを感じさせてくれます。とは言え、王道的なオケの演奏とファウストのエモーショナルで鳴りの良い音色vnでもそれほど面白いとも思えません。

ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz 112 (1938年)
バルトークのvn協奏曲と言えば、これをさす訳ですね。Zoltán Székelyに献呈され本人が初演を務めています。
近年録音では前回インプレのコパチンスカヤと比べてみましょう。
まずアプローチが全く違います。流麗な流れを作るオケと、繊細さを主体としたキレのあるファウストのvnは、この曲を読み込んでいると感じますね。もちろん強音パートは当然なのですが、そこでもコントロールされて全体の見晴らしの良さを感じます。独特の民族音楽風の旋律も生きています。
ファウストは ベルクのヴァイオリン協奏曲で感じた野性味はなく、繊細な切れ味のある演奏に感じます。

この Faust / Harding 盤はまさにクラシック本流的な完成度です。一方エトヴェシュは本人の楽曲寄りの強烈なメリハリ、ハーディングは全体像の明確な美しい展開で、かなりの違いがあります。vnも凶暴性で人目を引くコパチンスカヤに対して、繊細な切れ味のあるファウスト。
どちらが好きか…
完成度から行けば本アルバムなのですが、出来過ぎで少々退屈かもしれません。コンサート受けなら古いムター/小澤、個人的にはワクワク感のコパチンスカヤ/エトヴェシュです。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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