コパチンスカヤで聴く Bartók / Eötvös / Ligeti のヴァイオリン協奏曲集


買ったままになっていたパトリシア・コパチンスカヤ(Patricia Kopatchinskaja, 1977/ - )を聴きましょう。本来はエトヴェシュを聴く為に購入した物ですが…
派手な動作と演奏でYouTube的なイメージしかないコパチンスカヤですが、前回クレーメルのアルバムでは個性は見えなかったので ちゃんと聴く?!のは初めてです。

三人の現代音楽家のヴァイオリン協奏曲をエトヴェシュが振る(内一曲は本人作品)となると個人的にはvnが誰であれ、購入しない理由が見当たりませんね。今更の顔ぶれなので三人を個別に記することはしませんw

バルトーク(Bartók Béla, 1881/3/25 - 1945/9/26) / Violin Concerto No.2 (1938年)
以前 Shaham と Mutter のヴァイオリンで聴き比べをしてありますね。
シャハム/ブーレーズの様な"たおやか"さではありませんし、ムター/小澤の様なこれ見よがし的ヴィルトゥオーゾでもありません。
けっこうギコギコ系の尖ったvnですね。エトヴェシュ/フランクフルト放送響もバルトークらしい幽玄なパートはうまく生かしながら緩急刺激の強い演奏で聴き応えがあります。この辺りは流石はEötvösでしょう。刺激的なバルトークのヴァイオリン協奏曲第二番ですね。

ペーテル・エトヴェシュ(Peter Eötvös, 1944/1/2 - ) / Seven (2006年)
いつもながらEotvosの日本語表記は明確じゃありませんねぇ。それは別として演奏がどうのこうの?!というよりも、まずはエトヴェシュの楽曲として聴きましょう。Cadenza1st〜4thとPart2で構成され Cadenzaでの反復要素の強さや vnとオケとの対位的展開は協奏曲ならではでしょうか。長いPart2が緩急強い激情的な本来のエトヴェシュらしさでしょう、好きなパターンです。
コパチンスカヤのvnは表情(音色)豊かに飛び回る感じで、エトヴェシュの現代曲に合っていますね。
試しにYouTubeで観てみる?

ジョルジュ・リゲティ(György Ligeti, 1923/5/28 - 2006/6/12) / Vioin Concerto (1992年)
コパチンスカヤ本人が得意とする楽曲だそうです。György もジェルジュなのかジェルジなのか、はたまたジョルジュなのか…英語表記のGyorgyの方がいいのか…
閑話休題。
実はリゲティ好き。この曲は三楽章から五楽章形式になった 1992ver. なのですが、初演もこのセット Eötvös / Ensemble Modern でした。vn, va の一部チューニングを変えてあったり リゲティらしい前衛の楽曲で、陰影強く強音パートは激情的です。"リゲティ・プロジェクト"の同曲よりもこちらの方が骨太的です。vnもツィンマーマンの繊細さと切れ味に対して、暴れた刺激性でカデンツァも長いです。好みははっきり別れるでしょう。個人的には、この曲なら本アルバムの方が好きですが…
カデンツァはコパチンスカヤ本人ver. を使っているそうですが、本人の声も入っていますね。

エトヴェシュの展開も含めて好きなアルバムです。vnの美しい鳴りと言うよりも刺々しい限界の様な音を響かせるコパチンスカヤの凶器的ヴィルトゥオーゾが、素晴らしいのか ただ面白いだけなのか…もう少し聴かないとわかりません。
パガニーニでもやれば受けるでしょう、みたいな?!
素直に"Take Two"を買う気にはなれませんが、少し聴きたくなりました。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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