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Giya Kancheli: Chiaroscuro / クレーメルとコパチンスカヤ を聴く

ギア・カンチェリ(Giya Kancheli, 1935/8/10 - ) は好きな現代音楽家ですね。このBlogでも度々出ています。楽風からペルトなどと比べられますが、個人的にはなぜ?!って思います。明らかに違いますよねぇ。冷的幽玄、衝撃と静の組合せと言った様な展開をし、宗教曲的風合いを感じないので心酔できるのも嬉しいです。

今回はヴァイオリン曲二曲です。カンチェリを得意とするクレーメル(Gidon Kremer, 1947/2/27 - )のアルバムに注目の若手コパチンスカヤ(Patricia Kopatchinskaja, 1977/ - )が一曲はいります。

コパチンスカヤは動きの激しい演奏スタイルが先行している印象からあまり興味を持っていませんでした。でもこれを購入したのは好きなクレーメルのカンチェリに彼女が入っていたからですね。

カンチェリ80歳。1935年生まれ80歳はラッヘンマン、ペルトと同じですね。


キアロスクーロ Chiaroscuro (2010年)

タイトルはルネサンス、バロック時代の絵画技法の事だそうです。いかにもカンチェリらしい幽玄で空気感の伝わる静の支配する空間、そこに挟まれる強音パートです。時折見せる美しい旋律も効果的で、静寂と嵐と平穏の揺らぐ世界ですね。
不協和音はあるものの前衛ではありませんから技法を聴き出す様な事も必要ありません。音に浸る、そういう音楽ですね。ラストは寝息の様にフェードアウトします。
試しにYouTubeで観てみる?
Julian Rachlinによる世界初演です。ちょっと荒々しいかな。



トワイライト Twilight (2004年)

2台の独奏ヴァイオリンと室内弦楽奏で、コパチンスカヤが入ります。楽想はカンチェリの世界ですが、二台のvnが絡む様に展開するスリルを味わえます。透明に、瞑想的に、そして激情に、一台では出せない緊張感は特に激情的なパートで感じますね。


室内弦楽は当然ながらKremerata Balticaになります。このアルバムはカンチェリの個性が強烈で、特にコパチンスカヤがどうの?!と言った感じは存在しません。どれを聴いても似ているカンチェリという話も聴きますが、そこが好きか嫌いかの分かれ目の一つでしょう。個人的にはこの音楽を時折かけたくなります。



【後日追記】その後コパチンスカヤはいろいろ聴きましたが、やっぱり「Take Two」でしょうね。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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