2015年11月29日 オッコ・カム指揮 ラハティ響 / シベリウス交響曲第五・六・七番 at 東京オペラシティー ★☆

今年終盤のコンサートはやっぱりシベリウス生誕150年記念のイベントですね。今日のオッコ・カム指揮フィンランド・ラハティ交響楽団と、今週金曜日(12/4)のオスモ・ヴァンスカ指揮 読響に行く予定です。演目は同じ交響曲第五・六・七番。
と言う訳で今日は近くて楽な初台の東京オペラシティです。
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さて事前にシベリウス第五・六・七番の聴き比べをしておきました。ラハティ響のヴァンスカとカム+αです。(比べると個々の演奏の印象は鮮明ですが、単独で聴いたイメージと異なってしまう事もありますよね。そこが比較の懸念ですが)
http:// シベリウス交響曲第五・六・七番聴き比べ / カム、ヴァンスカ, with ラハティ響
細かな表情に主体を当てた緩い流れの構成をどうみるか、透明感のある美しさなのか締まりに欠けるのか、を実際に聴いてみました。

開演時オケは全員揃って登場し、起立でコンマス待ち。ヨーロッパのオケらしいですね。カムは着席して指揮です。

□ 交響曲 第5番 変ホ長調 op.82
 いきなり感じた入りの速さ、そして管楽器の音の乱れ。第二楽章のフラットさは退屈、最終楽章フィニッシュでは音が揃わず...
荒々しくと言うのとは違う弦五部の揃いの悪さ、そして各パートのまとまりのなさ。これがシベリウスで名を馳せたラハティ⁈
いったいどうしたのでしょうって感じです。でもオーディエンスは狂喜の拍手! 結局わかってないのは自分だけ?! 駄耳の証明でしょうかw

□ 交響曲 第6番 ニ短調 Op.104
 休憩を挟んで第六番。個人的にシベリウスらしさを感じる曲ですが、スタートは同じく速くてまとまりのないフラット。確かに演奏は揃って来ましたが、ダメかなぁと思ったら 何と第三楽章から不思議なくらい持ち直しました。驚きです‼︎
最終楽章ラストではこの曲らしい美しい広がりも感じられましたね。

□ 交響曲 第7番ハ長調 Op.105
 シベリウスの交響曲の中では一番好きな七番。叙情性の強いこの曲、CDで感じた「情景的でスケルツォ部では優美に、その後の展開も色彩感豊か…」をディナーミクを強く演奏しました。演奏レベルは大きく変わり、明らかにこれが本当の実力と感じましたね。

とは言え結果は一曲目第五番の乱れの印象が強すぎなのと、いずれにしてもあまり好みのシベリウスではない事に変わりはありませんでした。
アンコールも3曲やってくれましたが、その最後にフィンランディアを持ってきたら違反でしょw 確かに弾ける様なこの曲に見合った素晴らしい演奏で、当然の大受けでした。(これだけなら★★★ w)
こんな事やったら交響曲三曲の印象がかすれますよねぇ。でも これで気持ちは救われましたね。

さて、金曜日のヴァンスカ読響はどうでしょう?! 気になりますね。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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ラハティのシベリウス

こんばんは。

数年前、ヴァンスカ=ラハティで聴いた5番が今でも忘れられない位素晴らしく、あの時と同格の演奏を期待して足を運びました。
ぼくの一番好きな曲は5番で、7番はやや苦手なのですが、コンサート全体の印象、とても共感します。

やはり5番の最初で、かなり戸惑いました。
管楽器も調子が悪かったのか、すんなりと曲に入る事が出来ず、落ち着きの無いフィナーレコーダまで雑な印象が拭えませんでした。
これがあのラハティ?まったく同感です。
そして終演後の熱狂にも何か自分の中で齟齬をきたしてしまったのも同様です。

6番7番はずっといい演奏だと思いましたが前半の印象を覆すほどではなかったようです。
最後のフィンランディアは本当に後期の交響曲の余韻を吹き飛ばす熱演でしたね。
もしメインの演奏がもっと心に残る名演奏だったら腹が立っていたかも知れないくらいです(笑)

今回はヴァンスカ=読響の方が感銘深かったですが、またヴァンスカにラハティを振って欲しいなと思いました。


Re:ラハティのシベリウス

あのまりさん、コメントありがとうございます。
同じ様な感想を持たれた方がいらっしゃったのですね、ホッとしました。私の書いているのはレビュー(評論)ではなくインプレッション(印象)ですので誰もが同感でなくてOKなのですが、ちょっと嬉しいです。
第五番の終了時の拍手喝采には戸惑いましたが…
(海外オケ来日でお馴染み、S席中央には関係者と覚しき方々が陣取っていらっしゃいましたね)

Blog拝見しました。
 私もマーラーの第三番が大好きです。でもこのBlog内では主として第五番のCDをインプレしています。コンサートの機会も多いので。お暇な折、ご笑覧いただけると幸いです。
http://kokotonpapa.blog135.fc2.com/blog-entry-1170.html
 ジュラシック・ワールドは米国からの戻り便で見ましたが、基本的なストーリー展開がジュラシック・パークを超える物を感じられないのが残念でした。恐竜に関しては解析技術・認識の進歩でまだまだ変化するかもしれませんね。現在は今生きている生物から習性等を推測していますが、相手は人類よりも遥かに長い時代を生きていたわけで現在の生物からの骨格等々の推測を超える物があるかもしれません。(もっともその場合、人間は想像出来ないかもしれませんが)

コンサートは行ってみるまでわからないのが楽しさの一つですね。ガッカリの場合は寂しいですがw
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2.マーラー交響曲第5番 160CD
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