キーリル・マカン Keeril Makan の In Sound を聴く


 マカン(Keeril Makan, 1972/3/14 - ) はニュージャージー州生まれの米現代音楽家です。UCバークレーやヘルシンキ、パリで学んでいます。米国のみならず、欧州でも活躍の場を得ていますね。今はマサチューセッツ在住で Associate Professor of Music at MIT を務めています。
委託曲も多く、このアルバムの演奏者以外にもkokotonPAPAご贔屓の Bang On a Can All-stars にも楽曲を提供していますね。その状況で音楽の方向性はわかるのではないかと思います。
一言でいうならミニマルベースのアブストラクト電子音楽です。
名前はマカンではなく多分メイカンと読む方が近いかな、米人ですからね。


The Noise Between Thoughts (2003年) / Kronos Quartet
 クロノスの楽器にはスチール弦が張られているようです。いかにも米現代音楽的な発想ですね。そして表題の通りの典型的な弦楽ノイズ音楽です。ギーギー・キーキー・グギギィ・みたいな。そして時に強烈にトリルで協奏的になり、時に長音で瞑想的になります。単にノイズ音楽を超えてはいない様な…

Threads (2002年) / Paul Dresher Ensemble Electro-Acoustic Band
 演奏はポール・ドレッシャー・アンサンブルの現代音楽演奏集団エレクトロ・アコースティック バンドで、米現代音楽集団を代表する一つになりますね。
ドローン系の電子音とノイズの組合せで面白いです。ドローンは複雑な音響処理、楽器群のデジタルモディファイされた音とディストーションされたE-ギター、そして弦楽器のボウイングからなっているようです。
垂れ込めた黒い雲と、その雲の中に煌めき閃光する稲妻の様な音楽です。稲妻はvnのボウイングとバスクラでしょう。
好きなパターンですね。
 ちなみにメンバーは
 ・Paul Dresher: Electric Guitar
 ・Joel Davel: Maribma Lumina
 ・Peter Josheff: Bass Clarinet
 ・Marja Mutru: Keyboard
 ・Karen Bentley Pollick: Violin
 ・Gene Refkin: Electronic Drum Set
 の編成ですが、他に2人のサウンド・エンジニアが居る様ですね。メンバーも変化しています。


Washed By Fire (2007年) / Kronos Quartet
 まず特徴的なのは、弦楽四重奏なのですが長音の旋律が木管楽器の様な印象を与えます。基本は反復です。ロングボウイングの旋律が変奏されながら間(短い全休)を置く様にしてゆっくりと繰り返されて行きます。とても瞑想的です。
そしてトリルを使ったミニマル的な細かいハイピッチな演奏に変化し、そこにはトレモロとロングボウイングによる緊張感のある展開も含まれますね。スロー化すると和声(モード)が東洋的な、中東的な、と様々な展開も見せます。
リズム、メロディー、そしてモードの再構築とありますが、基本はミニマルでしょう。全部ゴチャ混ぜでやってくれた方が面白かったかも。
 ★試しにYouTubeで観てみる?
  残念ながらクロノスではありません。少し感じが異なりますかね…


二三曲目は好きな米現代音楽に違いありませんね。^^v

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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