フランク・ブリッジの Piano Trios (Piano Trio No.1, No.2, Nine Miniatures) を聴く

イギリスの指揮者・音楽家のフランク・ブリッジ(Frank Bridge, 1879/2/26 - 1941/1/10) を単独CDで紹介するのは初めてでしょう。

あまり英国現代音楽家はストライクゾーンではないと言う事もありますし、この年代の作曲家は現代音楽の夜明けの微妙な位置づけである事が多いですね。

ベンジャミン・ブリテンの師であり、作風は後期ロマン派から調性離脱をめざす展開を経て無調に至ります。調性の離脱後は同世代のシマノフスキ(b.1882)やスクリャービン(b.1872)とのピアノ曲での類似性を指摘される事もありますね。この二人のピアノ曲は大好きですから、そちらから知っているのがブリッジと言う訳なのですがw
このアルバムは代表作のピアノ三重奏曲第二番を含む、ピアノ三重奏をまとめたCDになりますね。

Piano Trio No.1 (Phantasie Trio in C minor) (1907年)
 ファンタジー"Phantasie" のスペルは幻想(Fantasy)ではなくてイギリス・ルネッサンスへの回帰の意味だそうです。四楽章の曲で後期ロマン派というよりもロマン派の感じです。楽器編成(ピアノ・ヴァイオリン・チェロ)が強調しているのかもしれません。いずれの楽章共に情感の強さを感じますね。

Piano Trio No.2 (1929年)
 この楽器編成は、もう一つの方向現代音楽にも合うでしょうね。フランス印象主義も見え隠れする様な幻想的な音楽ですね。調性感は薄く、テンポ等の変化はあるものの陰的透明感を感じる楽曲です。機能和声からの脱却を図る好きな展開ですね。最終楽章はかなりの激情的スピード感を盛込んで風合いが変わる感じです。これはこれで別曲に仕立てても素晴らしかった様な…
実験的でもアヴァンギャルドでもないので、安心して聴けるのではないでしょうか。この曲を聴く為に購入したのですが、とても良かったです。
試しにYouTubeで聴いてみる?

Nine Miniatures for Piano Trio (1908年)
 表題通り 9つの小曲です。3曲づつ3setになっていますね。なんとも古典的。set2-No6の様な時折面白い曲もありますが、それ以外は…

演奏は
 Ashley Wass [pf]
 Jack Liebeck [vn]
 Alexander Chaushian [vc]
になります。
安いので Piano Trio No.2 を聴く為だけでOKですよ。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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