ミヨー、プーランク、カサドシュの French Concertos for Two Pianos を聴く


前回のCDインプレでミヨーを久しぶりに紹介したので、ふとフランスの20世紀の作曲家のピアノデュオ曲集(協奏曲)があったのを思い出しました。

ミヨー(Darius Milhaud, 1892/9/4 - 1974/6/22)、プーランク(Francis Poulenc, 1899/1/7 -1963/1/30)、カサドシュ(Robert Casadesus, 1899/4/7 - 1972/9/19) 、現代音楽の夜明けの時代に生きた微妙な作曲家達の作品で興味深いですよね。

ちなみにkokotonPAPAはフランス系の現代音楽に至る流れは好きです。^^v

フランシス・プーランク
Concerto for Two Pianos & Orchestra in D minor (1932年)
 ミヨーと共にフランス6人組と称される一人ですね。様々な楽器の組合せ等で粋なパリジャンで洒脱な音楽、それがプーランクですね。
三楽章の曲はリズミカルで歯切れの良さで、多少の民族音楽風の和声はありますが新古典主義っぽくFilmMusic的な感じもします。そして特徴的な静音パートではシャブリエ〜ラヴェルとからの系譜を感じますね。このバランスがプーランクでしょう。
殊更にピアノ・デュオと言った事を表現している感じはありません。
 ★試しにYouTubeで観てみる?
 pfはアルゲリッチ、アンジェリックの二人で強烈です。アルゲリッチはルガーノでガーニングともやっていますね。


ダリウス・ミヨー
Concerto for Two Pianos & Orchestara (1942年)
 今更の紹介は割愛です。
多調なのか細かな転調なのか、微妙な音階が際立つミヨーらしい協奏曲ですね。二台のpfが両チャンネルで協奏する、時に古典的なフーガであり対位的であり、楽しさが味わえます。リズミカルな第一楽章、暗く混沌の第二楽章、回帰的な第三楽章です。
プーランクとの類似点が民族音楽和声で感じられる処が面白いですね。調性感は より薄いです。

ロベール・カサドシュ
Concerto for Two Pianos & Orchestra Op.17 (1933年)
 ピアノストとしての印象が圧倒的に強いでしょうね。個人的にも作曲家の印象はありません。
2台のピアノが交錯する様な流れのロマン派的な印象です。新ロマン主義と言って良いのでしょうか?! 調性内の音楽で、小気味の良い音とリズムの第一・三楽章、そこに挟まれる典型的な緩徐楽章となる美しい第二楽章です。
気持ちの良い楽曲ですが、それ以上でも以下でもないかもしれません。コンサートには向きそうですね。

洒脱なプーランク、浮遊的調性のミヨー、やっぱり時代を画した音楽家の作品は楽しいですね。
演奏は Genova & Dimitrov(pf), Alun Francis(cond.), SWR Rundfunkorchester Kaiserslautern になります。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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