2015年10月21日 ギドン・クレーメル&クレメラータ・バルティカ "ニュー・シーズンズ” at サントリーホール ★★☆

11時間のフライトで昨日夜帰国したけど、いつもの通り時差ボケ無しなので大丈夫。秋の空気のサントリーホールへ行って来ました。
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今年リリースしたアルバム New Seasons に絡めてのツアーです。商売上手と言ってしまえばそれまでですが、そこはやっぱりクレーメルですから釣られても良いかなとw
と言う訳で『四季』と言う曲目並びです。

□ラスカトフ:『四季 (チャイコフスキー Op.37a)』からのダイジェスト
 クレーメルがラスカトフに編曲を委託した曲で、水鏡の様なとても美しい演奏でした。彩りに電子ピアノや一部 特殊技法や不協和音が取り入れられていて、最後は冒頭の"一月"のテープ(録音:電子処理)音で終わります。エレピの横にPCがありましたね。
この曲はクレメラータ・バルティカの演奏になります。

□グラス: ヴァイオリン協奏曲第2番『アメリカの四季』
 アルバム「New Seasons」に入っていました。
45分もの長い曲で そもそもがコンサート向きでしたから期待は大きかったのですが、静的展開が強く感じられてCDとはかなりの違いがありましたね。
ここからクレーメルが加わり、過剰なディナーミクを排したクレメラータ・バルティカの中に細く研ぎ澄まされたvnの音色を聴かせてくれました。ミニマルベースのグラスを静的に展開した透明感、まさにクレーメルの音楽でした。このセットの新しいSTDになりそうです。ただ少々長いかな、やっぱりw

□梅林茂: 日本の四季<委嘱新作>
 前半二曲から一転して情感的な展開の後半です。アルバムにも梅林さんの「夢二のテーマ」が入っていましたが、本邦初演のこの曲も当然マニエリスムの楽曲でした。特徴が薄く個人的には今ひとつかな...

□ピアソラ: ブエノス・アイレスの四季
 やっぱりこれですね。まさにツボです。ピアソラの楽曲の楽しさとクレーメルの技巧vnを余す所なく味わえました。クレメラータ・バルティカの早いリズムの切替や激情的な演奏もバッチリで、もちろんユニット全員の呼吸もぴったりでした。

アンコール二曲もサービス溢れる楽曲で楽しませてくれました。
でも会場の入りは6〜7割くらいと寂しい限り。後方席はスカスカでした。やや価格が高めなのですが、若い方達には旬の内にクレーメルを観ておく事をお勧めしますね。

今回は後半二曲でのvc(Janis Rinkulis でしょうか…)との掛け合いは一つのポイントでしたね。
演奏や構成、全体的に少々熟(こなれ)すぎた感は拭えませんが、楽しいコンサートでした。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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