ブレゲンツ音楽祭2015 歌劇「トゥーランドット」をNHK プレミアムシアターで観る

2015 Bregenzer Festspiele, 観客7000人と言うスケールのプッチーニのオペラ「トゥーランドット」ですね。

舞台はブレゲンツらしい屋外の広さを生かしていました。回り舞台や火を使った派手さ、そして舞台前には兵馬俑らしきものも並びましたね。湖上ステージを生かして断頭されるペルシャ王子やトゥーランドットも水上シーンがありました。広い舞台が合いますね。
2015-Bregenzer_Festspiele-Turandot.jpg

マレッリ(Marco Arturo Marelli)の演出が一つの見所ですよね。ピエロやゾンビと言ったアヴァンギャルドと現代的衣装の今的な演出で見栄えがありました。カラフが三つの問いに答える度にトゥーランドットが脱がされて行くのはちょっとエロティックで見た事ありませんが、本来肉感的な欲望がある訳ですからCorrectかも。リューが自害する前にカラフにキスする積極さ?!、あげくにラスト前でトゥーランドットの方からカラフに抱きつくのも違和感ありませんか? 普通、ラストシーンの「名前は"愛"」でトゥーランドットの最後の氷がとけると言うのが一般的?! とは言え、古臭い演出からの脱却感は現代のオペラの流れで歓迎ですね。

配役では、トゥーランドットのムラーダ・フドレイ(Mlada Khudoley)のソプラノがキレていて役柄にピッタリ! 体型はイマイチですw
カラフのリッカルド・マッシ(Riccardo Massi)のテノールは、ハイトーンに力があってトゥーランドットとの重唱に応えましたね。口ヒゲで"おっさん"カラフになってしまいましたが。
ピン・パン・ポンが残念、あの面白さが今回は生きていませんでした。スーツという衣装も起因していたかもしれません。また大蔵大臣のピン、アンドレ・シュエン(Andrè Schuen)は声が堂々と伸びて見た目も含めてタイトルロール級みたいw
ユ・ガンクン(于冠群)のリューは個人的は"太い!"、もっと線が細いsopの方が好みですね。トゥーランドットと渡り合う様にして堂々と死ぬ、これも変わった演出でしたね。リューは秘めたる愛のはずですが…

でも今の時代的な演出で見られたのは嬉しい事ですね。昔ながらの衣装や演出にこだわるのも良いかもしれませんが、新しい流れを見られるのも楽しいです。

<出 演>
 トゥーランドット:ムラーダ・フドレイ
 皇帝:マニュエル・フォン・ゼンデン
 ティムール:ミカエル・リソフ
 カラフ:リッカルド・マッシ
 リュー:ユ・ガンクン
 ピン:アンドレ・シュエン
 パン:タイラン・ラインハルト
 ポン:コスミン・イフリム
 大官:平野 和

<合唱> プラハ・フィルハーモニー合唱団
     ブレゲンツ音楽祭合唱団
<管弦楽> ウィーン交響楽団 (VSOです、VPOではありません)
<指 揮> パオロ・カリニャーニ
<演 出> マルコ・アルトゥーロ・マレッリ

収録:2015年7月20、22、24日 ボーデン湖・湖上ステージ(オーストリア ブレゲンツ)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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