デヴィッド・ローゼンブーム(David Rosenboom) の Naked Curvature を聴く

ニューロフィードバックの米現代音楽家 デヴィッド・ローゼンブーム(David Rosenboom, 1947/9/9 - ) の新作です。ローゼンボーンとも。

以前も紹介済みですが、脳波のコントロールトレーニングである Neurofeedback のアルゴリズムを作曲に使う第一人者ですね。

脳波音楽じゃないですw

ノイズ・クラスター・特殊技法・ポリフォニーと言った今の時代の現代音楽技法を使う電子空間音響(勝手に変な名前付けるなw?!)ですね。

Naked Curvature Four Memories of the Daimon (A Whispered Opera) 2001年
 3人のヴォイスWhisperedと室内楽です。ライナーノートでは、アイルランドの詩人 イェーツ(William Butler Yeats) の "A Vision" による、人間が持っているイメージの可視化機能を 囁きの室内楽オペラにしたと言っています。各楽器には役割が与えられ、電子化されたパーカッションは宿命である肉体と心の主体を、フルートとクラリネット(バスクラも)は仮面・意思の対象を、ヴァイオリンを伴ったチェロは意思そのもの、電子処理されたピアノは想像力を表すそうです。
実際には囁く様な歌に上記楽器類のポリフォニーです。弦楽器と打楽器はノイズ系の音、管楽器はロングトーン、と言った様な構成。また電子処理されたチェロ、無調ですが旋律が存在します、それと機能和声を感じるピアノとのデュオと挟まれる電子音ノイズ。昔ならテープのノイズでしょう。
そう言ったノイズ系の電子処理音とアコースティックとの対比が明確で楽しいです。楽器の組合せと展開パターンは色々とあり幅広いです。ラストはディストーションされたチェロが縦横無尽に展開して終了します。それはバロック時代のコンチェルト=グロッソへのオマージュだそうです。
混沌なのですが、ライナーノートに書かれた作曲意図がこんな風に展開されていると感じられてとてもイイですね。
ついつい続けて何回か聴きなおしてしまいました。もちろん前衛ですが、調性や無調と言った垣根さえ意味を持たない世界です。

Beginning Incarnations 以下の歌詞はライナーノートに入っていますので、見ながら聴くのが良いですね。お薦めの一枚です。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kokotonPAPA

Author:kokotonPAPA


ものずき、おっさん じいさん、わがままきまま.

 kokotonPAPAのブログ  ホームページtop  メールtop


ご案内
カテゴリ
お友達ブログ
kokotonPAPAカウンター
unique-access