2013年 パリ・エッフェル塔コンサート を NHK プレミアムシアターで観る:楽しさいっぱい!

この日の放送では前半が恒例VPOの「シェーンブルン夏の夜のコンサート2015」でしたが、楽しかったのは後半の再放映「パリ・エッフェル塔コンサート」でしたね。

ガラコンサートで、オケやコンチェルトもありましたが 圧倒的に良かったのは楽しさ満載の各アリアでした。
特にカルメンと椿姫は曲と歌手がマッチしてワクワクしました。"乗り"もオペラ並みでしたね。主役はソプラノのソーニャ・ヨンチェヴァと、テノールのヴィットリオ・グリゴーロです。グリゴーロはCD(The Italian Tenor)を持っていますが、ライヴは一味違いますね。
パリ・エッフェル塔コンサート 2013年

1.劇的物語「ファウストのごう罰」から ハンガリー行進曲 (ベルリオーズ)
 オケの演奏で始まります。この曲はコーダが盛上がるのでガッティ向きですね。

2.歌劇「カルメン」から ハバネラ「恋は野の鳥」 (ビゼー)
 カリーヌ・デザイのメゾ・ソプラノがピッタリでした。神秘的な響きのあるこの曲を押さえ気味に歌い聴かせてくれましたね。合唱もgood!

3.歌劇「ボエーム」から 冷たい手を (プッチーニ)
 グリゴーロ登場です。この曲って、こんなに情感を強く歌いましたっけ?! とにかくいきなりのフルパワーで観衆を惹き付けましたね。この手のコンサートにはピッタリ!

4.歌劇「ボエーム」から さようなら (プッチーニ)
 そしてソーニャの出番です。ラ・ボエームのミミで応える訳ですが、このオペラのラストシーンを思い出してしまいます。その悲しさを予測させる様な透明感の高い歌でしたね。

5.歌劇「タイス」から タイスの冥想曲 (マスネ)
 ルノー・カプソン登場。アルゲリッチの秘蔵っ子のイメージが浮かびますが、今や人気のヴァイオリニストの一人。ここでも この有名曲を切れ味ある細い音色でエモーショナルに演奏しますね。良い感じで、好みの演奏です。

6.歌劇「カルメン」前奏曲 (ビゼー)
 アンコールなんかでやると盛上がる、知らない人はいない曲です。まさに このコンサート向き、ガッティ向き!

7.歌劇「カルメン」から 花の歌「おまえが投げたこの花は」 (ビゼー)
 ジョセフ・カレヤのテノールです。カルメンへの恋歌 バラードですが、良く通るテノール ヴォイスはお見事。このコンサートで言えば、グリゴーロよりもリリコ的です。

8.歌劇「カルメン」から 闘牛士の歌「諸君の乾杯を喜んで受けよう」 (ビゼー)
 今回のコンサートの中で個人的には最高でしたね。リュドヴィク・テジエのバリトンがトレアドールにピッタリ! カルメンの中でも最も盛上がるシーンの一つですが、戦いの歌詞にとても合っていました。トレアドールはこういう感じで歌って欲しい、って感じです。

9.バラ色の人生 (ルイギ)
 エディット・ピアフのシャンソン超有名曲ですが、グリゴーロのパワー全開です。溢れる感情で大観衆を魅了しました。シャンソンの気配は薄いですが。

10.歌劇「運命の力」序曲 (ヴェルディ)
 オケです。コンサート向きですが、なにしろアリアが素晴らしくて霞んじゃいますが。

11.ピアノ協奏曲 ト長調から 第3楽章 (ラヴェル)
 また微妙な楽章を持ってきますねぇ、流石はフランスですね。とてもこのシーンに向いているとは思えないのですが、ピアノのラン・ランはうまく演出しながら弾いていましたね。

12.歌劇「ナブッコ」から ヘブライの捕虜たちの合唱 「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」 (ヴェルディ)
 これもオケですが合唱が入ります。聴いていて、ちょっと一休み的な…

13.歌劇「椿姫」から パリを離れて (ヴェルディ)
 今回の白眉、メインディッシュでしょう。ソニアとグリゴーロのデュエットです。コンサート形式でのアリアと言うよりも、まるでオペラでのシーンの様です。ラストはキスシーンで終える情感豊な二人に大喝采でしたね。

14.枯葉 (コズマ)
 シャンソンです、これをカウンターテノールのフィリップ・ジャルスキーが歌います。静まり返る観衆、歌い終えた後は大喝采が待っていました。流石はフランス!

15.歌劇「椿姫」から 乾杯の歌「友よ、さあ飲みあかそう」 (ヴェルディ)
 再びソニアとグリゴーロ登場ですね。有名曲ですが歌で思い切り聴かせる曲ではありませんね。でもこの二人の掛合いは曲にマッチしてとても楽しかったですね。

16.フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」 (ベルリオーズ 編曲)
 ラストはお決まりのラ・マルセイエーズ。ロベルト・アラーニャが画像で歌うフランス国歌です。力感あるテノールは歌詞の意味をパワフルにアピールしました。最後は出演者全員登場で歌います。観衆は全員総立ちの大盛上りです! ラン・ランは口パクでしょうがw

現在Orchestre national de Franceの首席指揮者を務めるイタリア人のダニエレ・ガッティは歌曲を得意としていますし、揺さぶりの強い指揮をするので 将に適任でしたね。
とにかく理屈抜きで楽しいコンサートでした。ここに居たら楽しかっただろうなぁ、って感じです。^^v

<合 唱>フランス放送合唱団
<管弦楽>フランス国立管弦楽団
<指 揮>ダニエレ・ガッティ
<出 演>
 カリーヌ・デザイ [メゾ・ソプラノ]
 ヴィットリオ・グリゴーロ [テノール]
 ソーニャ・ヨンチェヴァ [ソプラノ]
 ルノー・カプソン [vn]
 ジョセフ・カレヤ [テノール]
 リュドヴィク・テジエ [バリトン]
 ラン・ラン [pf]
 フィリップ・ジャルスキー [カウンターテノール]
 ロベルト・アラーニャ [テノール]

収録: 2013年7月14日 シャン・ド・マルス公園広場(パリ)

パリ祭で行われ、なんでも無料コンサートとか。羨ましい限りじゃないですか!



◆ 実は今年2015年のパリ祭・エッフェル塔コンサートもFranceTVのページで楽しめます。
http:// du concert de Paris 2015 by FranceTV
パリ祭 エッフェル塔音楽祭 2015年

2. カルミナ・ブラーナ から "今こそ愉悦の季節" を Julie Fuchs(ソプラノ) と Bryn Terfel(バリトン)
3. 虹の彼方へ [H.Arlen] を Joyce DiDonato(メゾ・ソプラノ)
5. トゥーランドット から "誰も寝てはならぬ!" [Puccini] を Fabio Sartori(テノール)
8. ラプソディ イン ブルー からの抜粋 [Gershwin] を Lang Lang のピアノ
10. トスカ から "テ・デウム" [Puccini] を Bryn Terfel
16. ホフマン物語 から "ホフマンの舟歌" [Offenbach] を Joyce DiDonato と Julie Fuchs
Related Videos を探すとCultureBox からもっと観られますが。^^v


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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